6年ぶりに、元職場のブタの屠畜場でお仕事
前日の夜は怖くて死にたくなりましたが、
やっぱり屠畜場は想像と違って意外なくらいアットホームで居心地が良かったです。
養豚場では自分の担当豚舎にこもっての一人仕事で毎日孤独だっただけに、
チームプレーの屠畜場はなんだか明るく思えました。
相変わらず皆さんの仕事ぶりは凄かった。
私は自動電殺機の直前で、ブタが上りエスカレーターに乗るように誘導するだけ。
ブタさんたち、棒で少し叩くだけでもちゃんと進んでくれる子が多くて助かった
なるべくスタンガン(電気ショック)は使いたくなかったけど、どうしても動かないときは使わざるをえず
それでも、軽めにピッと当てるだけでほとんど動いてくれた
6年前とは違い、養豚場を経験した今では、
親心を持ってブタさんを送り出せるので、味わい深いものがありました。
当時は解体部門でしたが。
ブタをトラックで乗せてくるおじさんが、ブタを係留場に降ろすときに、怖がって動かないブタに「がんばれーっ!」と声を掛けながら板で誘導していたのが良かったです。
殴ったり蹴ったりする人ばかりかと思っていたので。
そういう人は最近は病気や年齢や転職で畜産業界をどんどん辞めていっている印象を受けました。
係留場には飲水設備はありませんが、
普通サイズのブタさんたちは、とりあえずシャワーの水を飲めてます。
冬も水だから、冬は冷たくてツライと思う
お母さんブタやお父さんブタ、立てないブタは水飲めてなさそう
ヘタしたら、前日の昼か夕方に水を飲んだのが最後で屠畜場に送られて、翌日午後の屠畜になるとしたら、24時間くらい絶水になってしまう
立てないブタは相変わらずヒモで巻かれて引きずられる方式。。
屠畜場自体は、やはり熱気と集中力に包まれていて、日本の職人魂が光っていて、人間味があって素晴らしい所なだけに、
飲水設備と立てないブタさんの対応は気になってしまいました
そこだけが気になってずっとモヤモヤ
どうにか改善して頂きたいです
それにしても、日雇いで一日屠畜場員を経験できる制度はオープンで風通しが良くて、とても素晴らしいと思う
女性の応募者さんも多いらしいし。
生きている状態を扱う部署を女性に担当して頂けるのは希望が持てます。