今が盛りのアジサイ。
雨がとってもよく似合いますよね。
今日はアジサイについてお話ししようと思います。
紫陽花には2つのタイプ(ガクアジサイ・ホンアジサイ)があることは
皆さんもご存じだと思います。
そして・・・原産地は?どこだかおわかりですか。
私は一瞬 「またまた中国かな~?」なんて思ったりもしたのですが
嬉しい 日本 原産なのです。
元々は ↓ガクアジサイと言われる
周囲に花が一周取り巻いた平たいタイプものが、

日本から中国へ渡り、シルクロードを伝わってヨーロッパに移り、
品種改良され ホンアジサイ が生まれました。

これ↑が手まりのようなタイプ ホンアジサイ です。
「ハイドランジア」 「西洋アジサイ」とも呼ばれています。
そして、大半の人が花だと思っている部分・・・・・。
実は 蕚(がく) なんですよ~。
ですから本当の花はガクアジサイなら、
ツブツブのこの↓部分が花で、

ホンアジサイなら、下の写真の中央部に
濃い目のブルーの小さなものが見えませんか?
これ↓がホンアジサイの本当の花なんです。

一見花と思い込んでるものは
装飾花と言って本当の花ではないのです。
「え~~!知らなかった~!」
と言う人は衝撃でしたよね?
ホンアジサイ は花が見えにくいので、装飾花を手で分けて中を見てください。
大人しく・・・ ひっそりと・・・ 本当の花が咲いています。(笑)
江戸時代にアジサイは、 幽霊花 と呼ばれて全く見向きもされなかったとか・・・。
青いから?
毒があるから?
(そうそう、アジサイには毒があるから気をつけてくださいね)
時代が変われば 季節の風物詩 となって風情まで漂わせる。
何とも興味深い。
アジサイの本当の花、見つけてみてくださいね。
