『正しいことを言うときは少し控えめにするほうがいい』
『正しいことを言うときは相手を傷つけやすいものだと気づいている方がいい』
何気なく聞こえていた国会中継。
印象に残る言葉が聞こえてきて動くのを止めました。
その言葉を調べるてみると・・・。
この一月にお亡くなりになられた、
詩人吉野弘 さんの詩の中の一節でした。
『祝婚歌』
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざなないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
どんな立場やどんな状況でも言えること。
心がけたいです。
