先日ニュースで和田勉さんが亡くなったことを知りました。
私の和田勉さんの印象は、
みなさんもご存知の 『ガハハ!!おじさん』 。
多くの作品を演出された、元NHKのディレクターであり
歯に衣着せぬ発言をされる方だったな~という印象。
それ以上は特にありませんでした。
ニュースで訃報を知り、
彼の功績を知るうちに、
仕事に対する姿勢を聞くことになりました。
それは、
「仕事は慣れ合いでやったら失敗する!」
「どんなときも初めてというつもりでやる!」
だから彼はいつも誰に対しても 『しらんぷり』 するんだそうです。
きっとそれは俳優にだけではなく、
カメラマンや音声・照明に至るまで手を緩めない。
いつものカメラマンであっても
信頼を出さずに初めての仕事のようにするのだと思いました。
もし、私がカメラマンなら・・・
初めは 「信頼関係があるはずなのに」 と不信感を出していたかも。
しかし、その先に誰に対しても 『しらんぷり』 な
変わらぬ和田さんの態度に気づき、
以前のお仕事以上の和田さんを唸らせるような映像を撮ろうと
思うに違いないなと思った。
そこに演出家としての真の狙い・妥協のない演出があるのだと。
気心が知れ・自分の意志を分かってもらえてると思いこみ
進めてしまった仕事が後から違っていたなんてことはあるものです。
私の仕事で言えば、そのとき責任逃れは出来ませんし、
お客様にもご迷惑をお掛けすることになるのです。
分かった気がしました。
慣れきった仕事からは良いものは生まれない。
それは、職種が違っていても同じ事だと思います。
たとえ何度も経験したことであっても手を緩めない。
その緊張のなかにやる気と責任の意識が生まれてくるのだと。
お客さまにとっては最初で最後のこととなることもある私の仕事。
今までの仕事に対する考え方を改めて行こうと
和田さんから教えて頂きました。
![]()