今日は快晴。

仕事を入れていない日曜日です。


昨日の豪雨とは打って変わって、

澄み渡る春の青空が、

気持ちのよい1日でした。


家で飼っているメダカ達も、

とても元気でした。





(↑コチラは楊貴妃メダカです)



お昼には

お風呂の王様港南台店に行って、

身体のメンテナンス。






お風呂もいいですが、

この時期は

露天風呂での日向ぼっこが最高です🎵


そして、

このお風呂屋さんの向かいには、

日野春日神社があるので、

参拝もしてきました。





小高い山の上に、

この神社はあります。

ここでの御祭神は、

天児屋根(アメノコヤネ)と、

比売神(ヒメカミ)となっています。






春日神社の御祭神は通常、

この二神の上に、



武甕槌命(タケミカヅチノミコト)と、

経津主命(フツヌシノミコト)が、

書いてあって、

春日四神と呼ばれるのですが、



日野春日神社では、
 
天児屋根(アメノコヤネ)と、

比売神(ヒメカミ)に絞られています。



春日神社というのは、

藤原氏(中臣氏)の氏神を祭る神社なので、

藤原氏の躍進を決定付けた、

藤原氏のご先祖様、

天児屋根(アメノコヤネ)と、

その妻である、

比売神(ヒメカミ)が優先でも

良いのではないかと思います。









記紀の原書とも言われる、

古文書『ホツマツタヱ』では、


細かい違いですが…

ノコヤネは、

ノコヤネと書いてあります。


アマノコヤネは別名「カスガマロ」。


アマノコヤネの母、アサカヒメは、

上記のフツヌシ(経津主命)の妹ということです。


また、

アマノコヤネの妻、ヒメカミは、

上記のタケミカヅチ(武甕槌命)の娘ということですから、


春日神社の御祭神、四柱は、


みんな藤原氏の血縁であることに

変わりはありません。



何故、

藤原氏が大きな勢力になったのかというと、



フツヌシは領地の香取邦(クニ)を、

タケミカヅチは領地の鹿島邦を

すべて

アマノコヤネに授けて亡くなり、

また、

アマノコヤネの実父、

ココトムスビ(別名・カスガトノ)も、

各地に持っていた領地を

アマノコヤネに譲ったからです。


(それらは、領地だけでなく、書物など、

知的財産を含むものだったのです。)



アマノコヤネ(カスガマロ)は、


アマテル(天照大神のこと)の息子

オシホミミが、

アマカミ(古代の天皇のこと)に即位するとき、

三種の神器(ミクサタカラ)を

オシホミミに届けるという、

大役を担った人です。



その時に

アマノコヤネが請われて、

オシホミミや臣下に対して行った、


講話の世界観は、

とても深遠で、

必読すべきものです。



(関連した記事はコチラ↓)




ところで、


奥様の比売神(ヒメカミ)なのですが…



比売(姫)と書いてるだけでは

大雑把過ぎると思いませんか?



「どちらの姫様ですか?」

と尋ねたくなりますよね!



これにはちゃんと理由があるんです。


ヒメカミは、上記のように、

タケミカヅチの娘なのですが、



タケミカヅチには

なかなか子供が出来ず、

やっとのことで一人だけ授かった娘なんです。
 

それで、

もう子種はできまいと思ったタケミカヅチは、


開き直って、

次のように言ったのです。


「一人しかいないのだから、

姫は姫でよい。

また生まれたら、

紛らわしくなるので、

名(斉名)を付ければよいではないか!」と。


タケミカヅチの妻は、

どうか斉名を付けてくださるように

懇願したのですが、

聞き入れなかったのです。



これが、

春日神社の御祭神に、

比売神(ヒメカミ)としか書かれていない理由です。



ただやはり、

後の人が、

名無しでは不都合を感じたので、

「ヒトリヒメ」

と呼び慣わされるようになったということが、

『ホツマツタヱ』には書かれています。



(ちなみにタケミカヅチは一人娘のヒメをとても大事にしました。)



それにしても、

このエピソード。



タケミカヅチという人の人柄が、

滲み出ていると思いませんか?


このような、

人間的なエピソードが

『ホツマツタヱ』には書かれていて、


神社に祀られている神様というのは、

神話の世界の遠い存在ではなくて、

実際に生きていた人間であったことを、

確信することが出来るのです。


神社の神様を、

より身近に感じることのできる、

古文書『ホツマツタヱ』は


今後、

根なし草になってしまった日本人に、


自信と尊厳を取り戻す灯火に

なってくれるのではないかと、

胸が膨らみます。







(↑八景島にて).