『ホツマツタヱ』という古文書がありまして、
最近これが面白くて、
楽しく学ばせて貰っています。
その結果、
「もっと広まればいいのに!」
と率直に思うに至りました。
先人の研究の成果を享受し、
好き勝手語れるという、
素人の特権をフルに使って、
ホツマツタヱの魅力が伝わるように、
自分の勉強も兼ねて、
連載で自由に書いてみようと思います。
今日は1回目なのでホツマツタヱの特徴を手短に紹介します。
① 「ホツマツタヱは、日本の縄文古代文字である「ヲシテ」で書かれている。」
ヲシテの基本となる文字は48。
すべてカナ変換できます。
点や線が子音を表し、
マル、三角、四角などで5母音を表します。
学校では日本には漢字導入以前に文字がなかったと、教わりませんでしたか?
実はあったんですね!
というかヲシテ文字以外にもありますしね。
② 「五七調の長歌体で記され、
全40アヤ(章)10700行余で構成された、
美しい建国叙事詩である。」
なので、これを読むことで、
生きた日本語の感性が身につくのではないかと思います。
③ 神様は実際に生きていた人間である。
古事記に出てくる
アマテラス、イザナギ、イザナミ、スサノオなどは、
神話的、超人的に書かれていて、
実在を疑いたくなるのに対し、
ホツマツタヱでは、
すべて生きていた国のリーダーとして具体的に書かれているんです。
これがすごく魅力なんですよ!
そして、全ての神様の実名が分かります。
イザナギの実名は「タカヒト」。
イザナミの実名は「イサコ」。
スサノオの実名は「ハナキネ」。
そして、
アマテラスの本名は、「ワカヒト」❗️
あれ ⁇
なんか男っぽくないですか?
そう!
『ホツマツタヱ』ではアマテラスは女神ではなく、
男の神様(アマテル)として書かれているんです。
ホツマツタヱを読むときは、
固定観念は通用しません。
④ 「『古事記』と『日本書紀』の元になった書物である。」
『ホツマツタヱ』が1967年に発見されると、
様々な研究者が上記3書を比較研究しました。
その結果、
この3書の元にあるのは『ホツマツタヱ』である、
という結論に至りました。
たしかに『古事記』『日本書紀』よりも内容が詳細で、矛盾が少ないです。
⑤ 「記紀では舞台が畿内中心であるのに対し、ホツマツタヱでは東北から九州まで目まぐるしく変わる。」
古代には、東北(日高見)が日本の中心地だった頃もあったようですよ!
⑥ 「 ホツマツタヱの記述と神社の御祭神が一致する。」
神社巡りが楽しくなりますよ!
(それだけでも読む価値があると思います。)
では次回より早速「ホツマの世界」を散策していきますね!
🔹『ホツマツタヱ』は『現代用語の基礎知識』初代編集長であり、
ピーター・ドラッカーの『現代の経営』を初めて日本に紹介した人でもある、
松本善之助氏が、
東京神田の古書店で一部の写本を発見。
その後、
平成4年、
滋賀県高島市安曇川の日吉神社の蔵から全40アヤ(章)が発見されたことで、
一気に研究が加速しました。
歴史的、文学的、宗教的、哲学的に、
バランスの取れた書物。
日本人のバイブルになって欲しい古文書です。