朝起きると昨日は左の喉が傷み、
今日起きたら左はおさまって、右の喉が傷みました。
いつものパターンだとこの後鼻水が出て不快な症状はなくなります。
そうやって風邪は自然に治ります。
喉が傷かったり、咳がでたり、鼻水がでたり、熱がでたり、不快だったり、
これは全部、身体の正常な治癒反応として出ているものです。
だとすれば、治癒反応を抑えてしまう薬はなるべく飲まない方がいいということになります。
僕は身体を動かす仕事ですから
膝が痛くなったり、首が痛くなったり、腰が痛くなったりすることがあります。
これも同じで、炎症が起こって痛くなるのは身体の治癒反応ですから、
それを抑えるアイシングや湿布、痛み止めの薬もなるべく控えた方がいいということになります。
からだ自身が自分を治療するときには、
プロスタグランジンという物質が働き、血管を拡張して血流を増やすので、熱や炎症が起こります。
組織の修復に必要だから炎症が起こるのです。
これは僕の個人的な見解ですが、
慢性化を避けるなら、下手な処置よりほっといたほうがいい感じがします。
西洋医学の父ヒポクラテスは言ってます。
「人間は誰でも体の中に100人の名医がいる」と。
これは自然治癒力のことですね。
でも、近代医学の父ウィルヒョウは自然治癒を否定したのです。
ウィルヒョウについてはちょっと調べる必要があるなと思っています。
ともあれ、免疫学的にみれば、アイシングや消炎鎮痛剤はあくまで、過剰に症状が出たときの応急処置だと思います。
続けると、治りを妨げるでしょう。
応急処置の理論にrice処置というのがあるのですが、
R➡Rest(安静)
I➡Icing(冷却)
C➡compression(圧迫)
E➡elevation(挙上)
これはあくまで、応急処置の理論で、血流を抑制する処置であることがわかります。
(特に上の2つですが)金科玉条のごとくこの理論を当てはめてしまうトレーナーとか医療関係者が実際にいるのです。
例えば、慢性的な痛みや、疲労や老化に起因する傷みをこの理論に押し込んでしまうのはまずいでしょう。
身体の修復には血行を良くして体温を上げるのが基本中の基本だからです。
安静にしても、続けると身体の能力を低下させます。
無理をしてはいけませんが、使える所はどんどん使った方がいいと思います。
医学用語に、廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)という何やら難しい言葉ありますが……
要は、「使わないものは退化する」という意味です。
相田みつをさんの書にもあります。
「 使ったところが強くなる 頭でもからだでも
その反対 使わぬところは (弱くなる) ⬅捕捉 」
これを英語のことわざでも、
Use it or Lose it. ( 使いなさい!さもなくば失なう )
と言っています。
ところで、最近の研究では、筋肉は単なる運動のための組織ではないことが分かってきています。
運動をすると筋肉からマイオカインというホルモンが分泌されるそうで、
このホルモンの働きで、癌の増殖が抑えられたり、
うつ症状や、認知症の改善もみられるという報告もあります。
日本では80歳以上の方のうち、
4人に1人が「寝たきり」あるいは「認知症」だといいます。
この割合は海外に比べて異様に多いそうです。
日本での介護が、老人にたいして何でも親切にやってあげてしまうのが一因かもしれません。
できそうなことは極力本人にやらせるという介護が必要かもしれません。
シャキシャキした老人には席を譲らないというのも、実は親切なことかもしれませんね (笑)
「土俵のけがは 土俵の砂でなおしてゆくんですよ けがをするたびに 休んでいたんでは 勝負師にはなれませんね 」
相田みつをさんが、初代若乃花の相撲解説の言葉に感動して、書にしたためたものです。
ちょっと古い考え方かもしれないですが……
なんかココロに染みるんです。
ダラダラ長文失礼いたしました。
今日書いたことは、あくまで、素人の僕の浅はかな知識で書いたものなので、話半分で聞き流して頂いて結構です。
でも、書く作業って、だんだん頭のなかが整理されてきてスッキリします。
明日は午前中からのレッスンだから夜ふかししないで寝るとするか……
お休みなさーい ✨