中野剛志内閣総理大臣談話(いわゆる中野談話) | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 偽装保守で有名な中野剛志先生が、「中野剛志内閣総理大臣談話」というものを発表しています。

 おそらく、安倍談話の先取りをして、揶揄するつもりだったのでしょう。

 全文引用します。(重要部分のフォントを変えています。)

私は、さきの大戦の終結から70年を迎えるにあたり、戦争における内外のすべての犠牲者に対し、改めて心より追悼の意を表します。
さきの大戦においては、数多くの人々が戦陣に散り、戦禍に倒れました。また、我が国は、かつての植民地支配と侵略により、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私たちは、こうした過去の不幸な事実から目をそらしてはなりません。
戦後の我が国は、さきの大戦から数多くを学び、その教訓を踏まえて、いかなる国際紛争も国際法にのっとって平和的に解決するという立場を貫いてまいりました。また、政府開発援助(ODA)や国連平和維持活動(PKO)などを通じて、あるいは国際法に基づく紛争の解決を強く訴えかけることによって、国際社会の平和と繁栄のために努力してまいりました。我が国の国際平和の実現の志と行動は、今後もいささかも変わりません。
そのような我が国に対して、まことに残念なことですが、さきの大戦をめぐって謝罪を繰り返すことを求める声が依然としてあります。
しかしながら、私は日本政府を代表する者として、さきの大戦における我が国の国策に対する正邪を判断し、謝罪を表明することは適当ではないと考えます。その理由を申し述べます。
すでに確認しましたように、我が国がさきの大戦や植民地支配によって、数多くの人々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の犠牲を強いたことは、歴史の事実であります。
また、当時の我が国の指導者たちに多くの判断の過ち、弱さ、そして愚かさがあったこともまた、歴史の事実として認めなければなりません。こうした不幸な歴史を私たちは二度と繰り返してはなりません。
しかしながら、他方で、近代国家となってから未だ年月が浅く未熟な我が国が、力のある国家による侵略や植民地支配が当然のこととされていた帝国主義の時代に巻き込まれていく中で、自国の生存を確保するためにやむなく武力に訴えざるを得なかったという事情も、当時としてはあったのだろうとも思います。
同時に、私は、戦争を回避しようと懸命に努力した人々、アジアの解放や五族協和という大義を真心から信じ、行動した人々、祖国の同胞や家族を守ろうとして戦い、犠牲になった人々、そしてその遺族の方々の深い悲しみを想うのです。
このような日本人が数多くいたこともまた、忘れてはならない歴史の事実のはずです。
私たちは、こうした人々の尊い犠牲の上に生かされている子孫です。そのような私たちが、さきの大戦における父祖たちの行動のすべてを一面的に不正義であると断罪し、謝罪を表明することが果たして適切なのでしょうか。私は、そうは思いません。
私は、さきの大戦における我が国の国策を正当化したり、美化したりしているのではありません。
ただ、歴史の事実というものは、現在の世代が現在の価値観によって一方的に裁くべきものではないということを申し上げたいのです。私は、さきの大戦を善か悪かではなく、ただ歴史の悲劇として受け止め、当時の敵味方を問わずすべての犠牲者の霊を慰め、静かに鎮魂の祈りを捧げたいのです。
戦後70年、我が国は国際法を順守し、平和と繁栄を享受してきましたが、世界からは未だ戦火が消えることはありません。国際法に違反する武力を背景とした領土・領海の拡張の動きも絶えません。70年前の戦争の解釈をめぐる不毛な政治的争いをこれ以上続けるのはやめ、現在の国際紛争や国際問題を平和的に解決するために、世界各国がともに手を携えていこうではありませんか。
私はここに改めて表明いたします。
我が国は、戦後の70年間と同様、今後も、いかなる国際紛争も国際法に基づいて解決するとの立場を貫いてまいります。同時に、そのことを世界のあらゆる紛争当事国に対しても強く求めます。そして、国際社会の平和と繁栄の実現のために全力を尽くすことを誓います。
中野剛志内閣総理大臣談話(いわゆる中野談話)(中野剛志)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ


 中野は、安倍談話でも植民地支配という嘘が盛り込まれると予想していたのでしょう。しかし、実際の安倍談話では日本が植民地支配をしたという嘘は一切書かれていません。その意味で中野の予想は見事に外れたわけです。


 もう一点、重要なポイントは上記下線部分です。
「戦争を回避しようと懸命に努力した人々(略)
このような日本人が数多くいたこともまた、忘れてはならない歴史の事実のはずです。」


 安倍談話でこんな内容が入るわけがないのに、敢えて入れている理由はなんでしょうか?

 偶然かもしれませんが、日本共産党は「戦争法案」にかこつけてこう言っています。
日本共産党は、戦前から侵略戦争に命がけで反対し、日本国憲法の平和・民主主義が花開く社会をめざす政党として、国民のみなさんと力を合わせて「戦争立法」を許さないたたかいに全力をあげます。
「戦争立法」を阻止する国民的大闘争の募金へのご協力を訴えます/2015年5月 日本共産党中央委員会


日本共産党は戦前の暗黒時代から、過酷な弾圧に屈せず侵略戦争反対の旗を敢然と掲げ続けてきた唯一の政党です。
語ろう日本共産党



 何度も何度も、侵略戦争に反対したのは共産党だけだ!と言い続けているわけです。
 中野の言っていることだけ信じると、侵略戦争(笑)を防ぐためには、安倍政権を倒して共産党政権を作るしか無くなります。(笑)
 ということで、中野が言ってるのは、偽装保守の立場を取りつつ日本共産党の宣伝とシンクロしているわけですが、実際に戦争を煽ったのは保守を偽装した尾崎秀実ら共産主義者です。
 しかも反自由主義陣営一辺倒のスタンスでした。
尾崎秀実中野剛志
 そういった事実を無視した(元ブント西部邁の愛弟子の)中野は本当に日本の国益を考えているのでしょうか?私は、この点、大いに疑義があります。

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