金利が暴騰して日本は破綻だーというデマの検証 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 10月31日、日銀の追加の金融緩和が行われました。日銀の金融緩和で国債金利が高騰して日本が破綻するーとか、消費税増税を延期したら国債金利が高騰して制御不能になるとか、言ってるヘンな人の主張を検証してみましょう。実際はどうなのでしょうか。
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〔金利マーケットアイ〕国債先物は横ばいで引け、長期金利は一時1年7カ月ぶり0.435%
[東京 31日 ロイター]
<15:30> 国債先物は横ばいで引け、長期金利は一時1年7カ月ぶり0.435%

国債先物中心限月12月限は前日比変わらずの146円53銭で引けた。日銀が金融政策決定会合で、追加緩和を決定。長期国債の年間買い入れを従来から約30兆円引き上げ、年間約80兆円とし、長期国債の平均年限を7─10年程度に延長した。これを受けて、先物12月限は一時146円78銭と史上最高値を更新した。その後は利益確定売りに押された。

現物市場では、日銀買い入れが増えるとの見方から超長期ゾーンが堅調に推移する一方、中短期ゾーンに利益確定売りが出た。利回り曲線はフラット化。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時約1年7カ月ぶりの0.435%に低下したが、その後0.460%まで水準を戻した
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〔金利マーケットアイ〕国債先物は横ばいで引け、長期金利は一時1年7カ月ぶり0.435% | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters

 国債金利が急激に低下しました。日銀が長期国債を大量に購入するってマネタイゼーションそのものですけど、いつ、国債金利が高騰するんでしょうか?金利高騰=価格下落ですから、国債金利が高騰したら国債の価格が下落するわけで、日銀が国債を買いやすくなります。
価格が下落したところで、一気に日銀が買い取れば、日本政府=日本国民にとっては、

激安価格で「国の借金」の返済ができる

わけで、こんなにいいことはないでしょう。
日銀の利益は国庫納付金として全額政府に返納されるので、国民の利益になります。
はやいところ、ヘッジファンドくんには、頑張って元本割れ価格で国債を空売りして派手に爆死してほしいですね。

 ところで今回、日銀が買い入れる国債の保有残高を年80兆円にするという決定がなされました。これはどういうことでしょうか?
昨年の黒田バズーカ以降、日銀は市場に出回る国債の7割を毎月購入していると言われていました、それが更に長期国債の購入ペースを6割も増やすという宣言です。単純計算で市場に出回る国債の112%を買い取ることになります。(おそらく、GPIF改革で国債が大量に放出されることを期待してのことでしょう。)
 これは、市場に出回る国債を全部買うということですので、ヘッジファンドが日本国債を暴落させられる可能性は0%になったということを意味しています。ヘッジファンドが空売りした瞬間に全量を日銀が買ってしまうからです。

 金融機関に巨額の損失が発生して大変なことになると言っていた人もいましたが、実際には今回の追加緩和で国債価格が高騰し、逆に金融機関は巨額の含み益を抱えることになりました。株も上がっているので、金融機関の経営状況は滅茶苦茶よくなったのではないでしょうか。危機を煽ってる連中は、その点でも予想を外しまくっているわけです。

 もうすこし書くと、こちらの記事
国の借金で破綻すると言い張る人を黙らせる方法 その3
にも書きましたが、日銀が国債を保有すると、その利払が不要になり、実質的に借金ではななくなります。
 その額が毎年80兆円ずつ増えることが今回の会合で決定されたわけです。
 国債の発行残高780兆円-日銀の国債保有残高200兆円は残り580兆円しかないですから、580÷80=7.25年
あと7年ちょっとで国の借金がゼロになってしまいます!金利高騰・国債暴落を言ってるエセエコノミストの命がさらに短くなりました。(笑)
頑張って、金利高騰・国債暴落を煽ってくださいね。彼ら彼女らは、あと7年の命ですから、我々は嘲笑しつづけながら見守ってあげましょう。

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