前回の続きです。
切片。
第一希望の就職先は2次関数y=ax^2+bx+cのbの部分であったが、偏差値が足りず断念。
「もし、オレが0になっちまったら子どもたちが簡単に問題を解いてしまう。だからオレは諦めるわけにはいかないんだ!」ってよく言う。
・ディズニーランドの園内で数学を勉強し、ディズニーランドで遊んでいる学生に危機感与えるおじさん
大手食品メーカーに勤めていて、5年前に定年退職。今までバリバリ働いていた影響で定年退職後の毎日がヒマでヒマで仕方がない。
そこで彼は過去の自分を思い出した。
ずっと部活に明け暮れており、高3の夏に受験勉強を始めて苦労した高校時代を。
そして、彼は定年退職した自分にできるのは学生に勉強していない危機感を与えることだと思い始めて今に至る。
ディズニーランドの年間パスポートを5年間買い続けて毎日訪れているためほとんど顔パスである。
ガチで勉強しているため、始めた頃には分数もわかっていなかったのにもかかわらず、5年経った今では東京大学の赤本をガリガリと解いている。
・週4で赤字の病院の院長
「ノー勉で国家試験受かった開業医」が道路の向かいに建てた病院の影響で売り上げが45%ダウン。院長は病人に「甘えるんじゃないよ。」などと強めに言うため、病人は優しく「ストレスかな?」と言ってくれる向かいの病院に行くようになってしまったのだ。
向かいに病院が建った時はすごく怒ったが、隣にセブンイレブンができた時には大喜び。
・高校生の頃に、文化祭の有志発表でホットヨガをやった大企業の社長
文化祭で彼が紹介したホットヨガをみんながするようになり、その影響でみんなのカラダが癒されて授業に集中しやすくなり、彼のいる高校の偏差値が5上がった。
「ディズニーランドの園内で数学を勉強し、ディズニーランドで遊んでいる学生に危機感与えるおじさん」の勤めていた会社の社長。
「恐竜オタク兄貴」の父である。
「勝負しようぜ兄貴」に2度勝利している。