Reflection: こども時代のあるべき姿・幻想の裏側 | まてんろう・あさんぽ・いっぽ

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Here & Now
マンハッタンの空気をピンでとめて

ミッドタウンのまてんろうの狭間、

the Westin Grand Central Hotelの側面に、

巨大なこどもの壁画「REFLECTION」はある。

 

この作品は、キューバ系アメリカ人のコンテンポラリー・アーティスト、Jorge Rodriguez-Gerada(ホルヘ・ロドリゲス・ゲラダ)と、

こどもを労働搾取と人身売買から救う活動を行っているNPO法人Street Art for Mankindとの共同プロジェクト。

 

 

ゲラダ談:

こどもの労働搾取と人身売買は私にとって、とても重要なテーマだった。 

 

こどもが置かれる環境の、多様な側面を表現するベストな方法を模索し、

巨大な白人のこどものポートレートの瞳の中に開発途上国のこどもたちを、彼らが救出されたときに撮られた写真をもとに描いた。

 

*

 

安全な環境を与えられるこどもがいる一方、

今こうして話している最中にも児童人身売買は起きている。 

 

ユートピアの様な草花のイメージは、こども時代のあるべき姿のアイディアだが、

現実は必ずしもそうではないこともあるのだ。

 

REFLECTIONのあるThe Westin Grand Central Hotelは、Grand Central Stationから42nd streetを東へ徒歩5分 

 

*Photo Credit Jaime Rojo of Brooklyn Street Art