いつかはクラウン、さよならクラウン。
去年、友人のトモが日本に帰ってしまった。
アメリカで知り合い、偶然にも実家が5分とはなれていない距離という事もあり、
ふるさと話でも盛り上がったもんだ。
トモも、クルマ好きで、ロータスエランS2と、1967年式トヨタクラウンを持っていた。
というか、この2台で生活してたんだけど。
通勤も、買い物も、エランかクラウン。
エランは、日本に持って帰って、クラウンは帰国前日まで活躍した後、
オイラに預けていった。
律儀な事に、一年分の保険までかけておいてくれたのだ。
乗りながら、次のオーナーを探してくれれば良いという事で。
という事は、ついにオイラも、他力本願ながら、
“いつかはクラウン”
を、実現したという事!? これはスゴイ。
で、時々乗っていたんだけど・・・・・・。
はて、一年経ってしまって保険も切れた時、クラウンをオイラは買い取る事が出来るだろうか?
乗って、すこし付き合ってみると、とても欲しくなってしまったのだ。トモの愛車でもあった事だし。
以前にも、手放そうかと言う話はあったんだけど、結局、売らずに帰国前日まで乗っていたわけだし。
とは言うものの、冷静に考えると、3台目のクルマを持つのは、オイラには不可能。
今のうちに、次のオーナーを探したほうが良さそう、という結論に。
こうしてクラウンは売りに出されたわけだけど、
幸いにも、大切にしてくれそうな人に引き取られていった。
まぁ、良かった。
でも、ちょっと寂しいなぁ・・・・・・・・・・・
とっても、昭和な感じで良かったんだよなぁ。
こんな感じで、フェンダーミラーを見ながら走ってると、
なんだかとてもリラックスして幸せな気分になれたんだよね。
ヨタローもいいけど、かなりの緊張感があるもんなぁ、アイツでアメリカの道走ると。
ま、とにかく、いつまでも元気でいて欲しいもんだ、トモのクラウン!!



