自転車
近所の人から自転車をいただいた。うれしい・・・・・。ヒシヒシとうれしい。
その昔、高校生の頃イタリアの美しい自転車にあこがれつつ、そんなもん買えるわけないので自分のミヤタ・カリフォルニアロード(ブリジストンでいうところのロードマンみたいなヤツ)を改造し、週末ともなれば友人と走り回ってたもんである。朝早く出て夜遅くまで、かなり遠くまで行ったもんだ。
で、最近は日頃の運動不足から何かしなければと思いつつ、なかなか運動するというのはメンドウなもので、自転車なら乗りたいなと、いつも思っていたのだ。
でも自転車持ってない・・・・・・。
最近流行のごついマウンテンバイクみたいなのはどうも乗る気がせず、買うにしても高いものは無理だから・・・・・・うじうじうじ・・・・・・してたところへ、今回いただいた自転車、ああうれしい。
我が家の仲間入りしたその自転車は、おフランス製でMERCIERと書いてメルシャーと読むらしい。
(どーも、おフランス、とお上品になってしまうざますのよ。)
1960年代終わりから1970年代初頭の自転車らしい。
少し直せば乗れるらしい。
おフランスの自転車と言えばプジョーくらいしか知らないけど、もう年代的にもカッコイイ自転車の時代ではないか、大興奮。
大抵は、疲れて早寝しちゃう今日この頃なのに、夜、少しづつ家の中でごそごそ自転車をいじくり二週間、そこそこきれいになったメルシャー、ああ、もう愛着わいちゃって、チネリやコルナゴやビアンキやデローザやロッシンよりも今となっては、これが好き。
フレームには、ドロヨケが付けられるようになってるから、スポルティーフだったのかな?
ギヤが壊れてるシンプレックスのディレーラーは、娘が以前乗ってた自転車からギヤを拝借し、何とかなった。
ううううう、ボンジュール、メルシャー。ワインみたいな名前のメルシャー。
ひっさーしぶりに、この手の自転車にまたがってみると、すんごく、こわい。
まずは、近所の公園で練習が必要であります。
が、この二週間、家の中で壁に自転車ごと寄りかかりイメージトレーニングしたのだ。効果はない。
またがって乗る姿勢をとるだけで、ピクピク、革のサドルでオシリも痛い。
タイヤはチューブラーなので(リムにノリ付けで貼るやつ)それもちょっとこわい。
そして本日、試運転。サドルは低めで、トークリップもユルユルでね。危ないから。
ああ、気持ちいい~!!
・・・・・でも、こりゃ乗るの大変だ、腰も痛いし腕もピクピク、楽じゃない。
どーも、乗り方が思い出せん、というか身体がなまりきっている上に、カチンコチンという感じ。
近所をほんの一回りしただけだけど、今もオシリがいたい。
日曜だったので、近所の子供たちもたくさん自転車で走ってたが、必死の形相でヨタヨタ進むオジサンはビュンビュン追い越されたのであった。
がんばれば、そのうちに、さりげなーく乗れるようになるだろう、たぶん。
時間にして10分も乗らなかったけど、帰ってからもう一度、フキフキして点検。
こりゃ、見てるだけでも楽しい自転車だな、とか一人悦に入る。我ながらニヤニヤして気持ち悪いから、他の人にはもっと気持ち悪かろう。
パーツ類も、やはりおフランスざまぁすのよ、ってのが付いてるのだが、ハブはイタリアのカンパニョーロ。ホイールごと他の自転車から取った物が付いてるみたい。リムは、マヴィックでおフランスざますが。
さらになぜか、
右のシフターは、
“いつか自転車が手に入ったら、これを使うのだ!!”
と、2年近く前に、チネリに乗る友人がくれたもの。カンパニョーロだ。カッコイイ。
もう一つのシフターとディレーラーは、今回メルシャーと一緒にもらったもの。こっちもカッコイイ。
SACHS HURET(サックス ヒュレット、と読むのかな?)という、おフランスのもの。
先につけちゃおうかな、とも思ったけど、まずはシンプレックスのまま乗ってみよう、直したらから使えるのだし。
ちょっと調べたら、メルシャーって1970年くらいから1972年までカリフォルニアの自転車屋さんがアメリカに輸入してたらしい。
で、1980年代半ば頃、メルシャーは破産。
現在は名前を買い取ったかなんかした他の会社が、中国とか台湾とかで生産してるらしい。
・・・・・・ということは、おフランス生まれじゃなくなってしまったけど、新車のメルシャーもあるのね。
好きなクルマを仕事にしちゃってから、特に趣味はナシ、って人生を歩んできたが、久しぶりの自転車熱復活で、これってば趣味になるかな?ってとこもまたうれしい。
自転車なら、娘や息子ともいっしょに走れるしね。
ま、身体はガタが来てるし、自転車も少なくとも35年は前のものだし、のんびりとね。
先述のカンパのシフターをくれたチネリの友人に、自転車をもらったと報告すると、とても喜んでくれて一緒に乗りに行こうと行ってくれた。足手まといになるのは必至だが、今から楽しみである、おほほほほ。

