10式戦車内部公開 | 軍曹!時間だ!…

10式戦車内部公開

びっくりしたな。

フジテレビ(FNNプライムオンライン)

https://www.youtube.com/watch?v=xBskdJNHxTY

最新鋭10式戦車の訓練に密着 

知られざる内部を初公開【動画】

徹甲弾を搭載する10式戦車

一般的に認識されている砲塔後方ではなく

車内給弾だ

 

弾芯が細いから10式装弾筒付翼徹甲弾(APFSDS)と推察

後方の74式戦車もAPFSDSを搭載中だが弾種は不明だ

装弾筒の形状から10式APFSDSと断定

 

撮影協力は機甲教導連隊だ。

土手に突っ込んだのか左前部フェンダーが破損している。

 

さて、いよいよ車内だ

先ずは、車長席からだ

 

車 長 席

正面と右前方にモニターがある

 

正面は“車長用モニタ”

主に目標捜索及び射撃に使用される

 

右前方は“情報モニタ”

いわゆるネットワーク用だ

残念ながら防秘により画面は表示されていない

 

車長の砲塔・砲操作及び射撃は

片手操作のグリップハンドル(ジョイスティック)だ

個人的にはハンドル上に後方に見える

「空包用装置」が気になる

 

次は戦車砲砲尾部だ

 

閉鎖機は解放状態だが

マルチラグ式の鎖栓が分かる

また砲尾後方が軽量化のために

削られているのも明瞭にわかる

 

児童同店装置× 自動装填装置〇

黒い部分が装填扉であろう

90式戦車と同様に横スライド式であるが

扉自体に排出された薬莢が当たるので

クッションゴムが張られている

さすがに装填場面は装填速度が分かるためか

取材はされていない

 

砲 手 席

噂には聞いていたが

狭いな

まあ、74式と比べれば広いけど

中央の黒い棒は“手動砲塔旋回ハンドル”(多分)

手前右の白い筒は“直接照準望遠鏡”(多分)

砲手は座席に座るとたたまれていた

砲手用照準器ハンドルを起こす。

畳んでおかないと乗り降りに邪魔なんだと推察

砲手ハンドルには左右ともに

3個ずつのボタン/スイッチが確認できる

(他にもあるかもしれないが)

自動装填もハンドル操作のようだ

 

砲手正面は“砲手用モニタ”

車長用モニタと同様である。

目標探索及び射撃に使用する

「指でチョンチョンとやって撃てば当たるんだからつまらん」

と知り合いは言っていた

 

砲手が示しているものは

“砲手パネル”90式とほぼ同じかな?

“MGタイミング”というのが気になるが

連装銃の装弾モータ速度の調整用かな?

 

砲手の右側の防危板にはクッションが付いている

砲手に優しい設計だな

ちなみに砲手頭後方の文字に隠れている部分が

自動装填装置へ砲弾を格納する

車内給弾扉であろう

 

操縦手席

ペダルレスである

足元窮屈そうだな

シートは擦り切れ三昧だ

“操縦手用モニタ”思いのほか小さいな。

ハンドルグリップ(アクセル)は思いのほか高級感がある。

ハンドブレーキがちょっと確認できないな。

ハンドル中央部のつまみがシフトセレクタと推定

ST-R-N-D-M1?

超信地ー後退ー中立ー前進ー非常時1速?

 

左のつまみはウインカーなのは確認できたが

右側は不明だ

 

しかし、一部とはいえ戦車内部公開は驚きだ

 

河野防衛大臣の粋な計らいに感謝する次第だ

戦車定数を増やすための施策にも受け取れるが

真相や如何に

 

2020/8/2 ガンヘッド507さん指摘により一部修正