PANZER2012年12月号 | 軍曹!時間だ!…

PANZER2012年12月号


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PANZER2012年12月号


久しぶりの更新である。

昨日のアクセス数がいつもの10倍もあったのだが何かあったのだろうか?

まあいいや。


月刊PANZER誌の前回の紹介を見たら「2010年12月号」


げ・・・


2年前ぢゃん


しかも2年前も精神的にも体力的にもきつかったのは同じなんだ。


ブログっていいな。


本題に戻って12月号なのだが細部は割愛

気になった一つの記事について

78ページから83ページに掲載されている「戦車の射ち方教えます」だ。


80年代の米軍マニュアルを参考にしているということで興味を持ってというか、「やられた」という感じで目を通した。


正直、「残念」である。


戦車専門誌であるのだからこの手の記事はもっと掲載すべきであろうが、間違った情報を読者に与えるのはいかがなものであろうか?


さて、何が違うのかというと、まず「戦闘照準」だ。


言語は「BATTLE SIGHT」遭遇が予想されるもっとも驚異のある敵に即座に対応できるようにする射撃方法であり、「零距離射撃」ではない。


使用弾種を装填して任意の射距離を設定しておくものだ。


砲弾は放物線を描いて飛翔するものだから射距離は最大弾道高が2m以内(できれば1.5m以内)の弾道がフラットになる距離を設定する。


この設定で目標の下際を照準し射撃すると最大弾道高は2m(1.5m)を超えないので設定射距離以内の目標には理論上命中するわけだ。

79ページにちゃんと図が掲載されているのに本文説明が間違ってしまっている。


次に「直接修正法」である。


原語は「BURST ON TARGET」といい頭文字をとって「BOT」と言うそうだ「ボット」と発音するのかどうかは知らん。
「BURST ON TARGET」は直訳すると「弾着を目標に置く」という意味で「直接命中法」という射撃術になり「直命法(ちょくめいほう)」と略される。


「直接修正法」とは訳されないはずなのだが、多分マニュアルの「DIRECT-FIRE ADJUSTMENT」を訳してしまったのだろうか?

「DIRECT-FIRE ADJUSTMENT」は「直接照準射撃修正法」つまり「照準修正要領」のことであり、単なる表題である。

「DIRECT-FIRE ADJUSTMENT」の方法として主に「BURST ON TARGET」が使われるわけだ。