本日は簡単な理科のお話を。

戦闘機が高速で旋回したときに雲を引いているのを見たことがありますか?
あれをベイパー(Vapor)現象といいます。

勢い良く旋回することで、背面(背中)側の気圧が下がるため、大気中の水分が雲に(水滴に戻る)なっているのです。

$Type2011のブログ


当然大気中の水分量(湿度)の影響を受けますので、同じように旋回しても雲を引く場合と惹かない場合があります。

Type2011のブログ 例1:湿度が普通

Type2011のブログ 例2:湿度が高い

これと似た現象として、キャビテーション (Cavitation)があります。
これは水中を高速で移動している物体(スクリューなど)の表面から泡が出る現象です。

船に乗ったとき、スクリューが出している泡を見たことがあると思います。
あれがキャビテーションです。また、お風呂を棒なんかでかき混ぜていると、棒の進行方向の逆側に泡が出ているのを見たことがある方もいらっしゃると思います。あれもキャビテーションです。

キャビテーションも気圧が減少したことによって瞬間的に沸騰して泡が発生しているのです。
(厳密には水中に溶け込んでいる微量の空気が核となって、その空気が引っ張られることによって膨張し、気圧が下がるという順を踏んでいます。)

もちろん、沸騰しているとは言ってもかき混ぜた水が100℃になっているわけではありませんよ。(;´▽`A``

地上でお湯をわかす場合の沸点と、富士山の上でお湯をわかした場合の沸点が異なるのと同じです。
急激に気圧が下がったために、常温で水が沸騰したのです。

以上、本日は理科のお話でした。