チューリップの『ぼくがつくった愛のうた』のウクレレ演奏を聴いたとき、心の奥に眠っていた何かがそっと揺さぶられるような感覚があった。好奇心旺盛で楽観的な気質を持つ自分にとって、この曲のシンプルで優しいメロディと、ウクレレの温かみのある音色は、まるで遠い記憶を呼び起こすような懐かしさを運んできた。自由を求める心が、この曲の純粋な情感に強く引き寄せられた。


この曲は、1974年にリリースされたチューリップの代表的なバラードで、愛を歌った素直な歌詞とメロディが特徴だ。ウクレレで演奏されたバージョンは、原曲の持つフォーク調の素朴さをさらに強調し、まるで身近な誰かがそっと歌ってくれているような親密さを感じさせる。新しいものや心温まる体験に飛びつくのが好きな自分にとって、この演奏はただ聴くだけでなく、心のどこかで一緒に歌いたいという衝動を掻き立てた。しかし同時に、直感的な部分が「この曲の奥にはもっと深い感情が隠れているんじゃないか」と囁いた。

愛を伝えるために作った歌を、こんな風にウクレレで弾くことで、言葉を超えた感情が伝わってくる気がした。  


歌詞の中で描かれる「愛のうた」をつくったという純粋な思いには、深い共感を覚えた。いつも新しい自分や新しい表現を探し求める気持ちを持つ自分にとって、誰かのために何かを作り、気持ちを伝えるという行為は、とても共鳴するものがある。普段は勢い任せで突っ走りがちなところがあるけれど、この曲を聴いていると、ちょっと立ち止まって大切な人に何かを伝えたいという気持ちがふと湧き上がってくる。ウクレレの柔らかな音色が、そんな内省的な時間を与えてくれる。  


また、この演奏の持つ素朴さと親しみやすさは、想像力豊かな部分に響いた。ウクレレの音色は、まるで小さな部屋で一人静かに弾いているような雰囲気を作り出し、聴いているこちらまでリラックスした気分にさせてくれる。普段は「まあ、なんとかなるさ」と物事を軽く流しがちだが、この曲の持つ穏やかな力は、日常の喧騒から離れて心を落ち着かせる効果があった。愛を歌うシンプルなメロディが、ウクレレの音色を通じて、より一層心に染み入る瞬間を味わえた。  


最後に、チューリップのこの曲をウクレレで聴くことで、遊び心と気さくな部分が刺激された。原曲の持つフォークの魅力が、ウクレレという小さな楽器で再現されることで、なんだか身近な存在に感じられる。型にはまらないアレンジに、純粋な楽しさを感じたし、こういう自由な表現に憧れすら抱いた。  


『ぼくがつくった愛のうた』のウクレレ演奏は、愛や優しさ、そして心の内側を振り返るきっかけをくれた。冒険心をくすぐるような新しい発見でありながら、ふと立ち止まって誰かを想う時間を与えてくれる、特別な音楽体験だった。この演奏を通じて、チューリップの曲が持つ普遍的な魅力が、また違った形で心に響いてきた。多くの人に、こんな風にウクレレで奏でられる一曲を聴いてほしい。  


PS. I LOVE YOU  

(今まできみが愛してた小さな木彫りの人形も幼い頃のオモチャの箱にそっとしまってしまいなさい)