公園で遊ぶ真っ黒な子供を見ると、とても健康的に見えますよね
子供の日焼けは健康に欠かせないと信じられてきましたが、
実は科学的な証拠はなにもありませんでした。
長時間での外での遊びは控えるか、しっかりと紫外線対策を
した上で遊ばせてあげる必要があります。
外で遊ぶことが好きな子供たちにわずか数分は気の毒です。
日焼け止めなど紫外線を避けるための対策をしっかり取ってあげて
外で遊ばせてあげましょう。
やはり室内に篭って遊ぶよりは外で遊んでいる子供達のほうが
健康的に思うのは私だけでしょうか・・・?
子供は外で遊ぶことが大好きです。
暑かろうが寒かろうがニコニコと走り回って遊ぶ姿は
大変ほほえましいものです。
子供を外で遊ばせる場合は、日焼け止めクリームはもちろんのこと
帽子を必ず着用し日射病からも守りましょう。子供用の帽子には
フラップ付きのもの、やつばの広いものを選んでなるべく紫外線を浴びない
ようにしてあげましょう。
世界中で日光浴は良いと信じられ、誰もが実行してきました。
科学の発達のおかげで1960年前後から紫外線が
DNAに傷をつけることがわかり、1980年代に入ると、
皮膚ガンの発生率が高いオーストラリア、アメリカなどが、
国をあげて紫外線対策を打ち出すようになったのです。
日光浴の良いところは精神的な開放感
あとはビタミンD3を作るくらいなのです。
しかも、1日に必要なビタミンD量は、数分間太陽を
顔や手の甲に浴びればもう十分なのです。
一方、日光浴で太陽紫外線を浴びれば、表皮のほとんど
全ての細胞や、一部真皮の細胞の遺伝子に傷がつきます。
赤ちゃんの頃から繰り返し浴び続ける太陽紫外線によって
遺伝子に傷をつけ続けることになり、いつしか遺伝子に
間違いが生じて正常な細胞ではなくなり、シミや
皮膚ガンができることになるのです。
特に子供の頃は細胞分裂も大人に比べ盛んなため、
太陽紫外線で傷ついた遺伝子が間違って修復される確率が高いといえます。
◎子供ほど紫外線の影響をたくさん受けている
オーストラリアで行なわれた疫学調査で、子供の頃に強い
太陽紫外線を浴びる環境にいた人が、大人になって皮膚ガンに
なりやすいことが証明されました。
オーストラリアの白人は、イギリスなど年間の太陽紫外線が
少ない所からの移民です。
子供の頃に移民すれば、長年にわたり大量に
紫外線を浴びることになるわけです。
オーストラリアで生まれた子供や10歳までに移民した人に
皮膚ガンが多く発症することがわかったのです。
子供の皮膚は大人に比べて細胞分裂する回数が多いのです。
そのため、紫外線で遺伝子に傷をつけたまま遺伝子DNAを合成することが
多くなり、遺伝子が元の通りに治らないで間違うことも多くなります。
これまでの多くの疫学調査では、年間の紫外線照射量が多い地域の住民や、
屋外労働者に皮膚ガンが多いということの他に、同じ紫外線量でも
子供の時に浴びるほど、紫外線の悪い影響が大きい
ということがわかっています。
一生に浴びる紫外線量のうち50%は、18歳ぐらいまでに浴びてしまう
といわれています。
若々しく健康な皮膚を維持するためには、小児期から無駄な日焼けを
避けることが重要です。
紫外線から赤ちゃん、子供達を守るのは、我々大人の責任だと思います。
大人の対応によって、子供達をシミ、腫瘍や老化、また皮膚がんから防ぐ
ことができるのです。