昨日、ある選手からクーリングダウンの重要性について聞かれたので、少しだけ自分の頭の中をまとめておきます。(グラウンドにノートまで持ち込んで勉強しようとする姿勢に心打たれました。)







クーリングダウンは、一般的には運動で使った場所の疲労をとることを目的としていると思います。

もちろんそれも1つの重要なポイントです。




僕の考えでは、クーリングダウンとは、

大きく分けて3つの目的を持って行います。とてもざっくりとですが示します。



①使った部位の疲労回復


②身体トータルのコンディショニング(よりスムーズな組織修復・再生のアシスト)


③筋肉・神経系統の再教育




つまり、




目的は、その日の疲れをとるだけではなく、


『明日への準備』という位置づけです。


そういう意味で、クーリングダウンではなく、


『リジェネレーション(re-generation)』と呼んでいます。



リジェネレーションは、僕の提唱するトレーニングプログラムの最後のユニットで、非常に重要な位置づけとしています。


お気づきでしょうか?



一般的にはいわゆるクーリングダウンに位置するものも、トレーニングの一環としているんです。





多くのチームが”クーリングダウン”を個人任せにしています。「練習後に各自やっとけよ」みたいな。。

(もちろん全員が同じリジェネレーションをするべきではありません。各自に見合ったものを選択すべきですが)


そして、実際、選手たちはろくに”クーリングダウン”すらやっていない。


医学的な見地から考えると、非常にナンセンスです。



何が言いたいかといいますと、『リジェネレーションを軽視すべきではない』ということです。





長いシーズン通しての活躍、長い選手生命・ピーク時期を長くすること、そしてケガの予防、それらが必要と思われるのであれば、絶対に軽視してはいけません。



詳細はここでは述べませんが、積極的に身体の回復や再生、リコンディショニングに努めるのと否では身体の状態はまったく違ってきますよ。