先週は、小児科の月1回の定期受診日でした。

発症後、落ち着いてからはA1cの変動がほぼありません。あえて言うなら退院してしばらくは運動量の増加に伴う低血糖との闘いだったので、徐々になるべく低血糖を減らすべく努力して、A1cが0.3上がったくらいで…。
そんな状況なので、血糖コントロールについては、活動量が多い日の夕食後の低血糖を減らすよう意識した話くらいで、あとは1型少年の『自立』に向けての話題が中心でした。

血糖測定や注射などの手技は完全に独力でできますし(逆にハハの方が不安)、糖質量とインスリン/カーボ比がわかっていれば、インスリン量の計算もできますが、いまのところインスリン/カーボ比を決めている、すなわち血糖コントロールの主体は、ハハ。
幼少期に発症した患児さんに比べると、発症後1年少々の1型少年はまだまだ親がかりで暮らしているとしか言えません。

とりあえず一番簡単な給食から、自分でインスリン量を決めさせることにしました。前日の傾向、その日の予定(部活や体育など)を考えて… 当面はそれをハハがチェックする形になりますが。


あとは、1型とは関係のない、頭痛の話。
もともと時折頭痛を訴える子でしたが、この夏から頻度が高くなりました。それに低血糖やら運動中の血糖の急降下で頭がボーッとする現象、時には視界がぼやけるといった事態まで起こり、定期外来以外にもこの病院に駆け込むこと数回。
結局はある程度、血糖変動による事象と、頭痛持ちの頭痛との切り分けができてはいますが、こうやってなにか変わったことが起きるたびに異常なほど不安が掻き立てられます。
1型だから不安、ということと、もしやさらに別の疾患が、と、必要以上に神経質になってしまうのです… ハハが。慢性疾患を持つ子の親あるあるなんでしょうかね。

実は、最近炎症が強くなってきた花ざかりのニキビですら、なにかの病気では? と思っていたほどです。
小児科に歯科に眼科、病院漬けで、スケジュール的にも逼迫しているので、小児科でニキビ治療をお願いできないかと懇願してみたのですが、治療方針を立てる上でまずは皮膚科受診して、そこから投薬などを受託する形であれば引き受けるよ、とのこと。
はーー、やはり皮膚科にも行かなくてはならないか。


そして週末は、半年振りに眼科検診にも行きました。
血糖コントロールにも問題なさそうだし、検査結果にもまったく問題ないので、次回は1年後だということです。

ただ、眼の構造的に、緑内障を起こしやすいタイプではある、と告げられました。
緑内障の発症は眼の構造だけで決まるものではないし、40歳過ぎたら気にしておいた方が良いよ、という話だそうですが。
おそらくそういう人はたくさんいて、けれどこうやって検診を受けていなければ気付くこともなくやり過ごしてしまうわけで、むしろ意識付けできて良かったのだと思うべきなんでしょうか。

およそ30年後、もしかしたら1型糖尿病での眼科検診の必要性がなくなっている時代になっているのかもしれませんが、それでも眼科検診には行ってもらいましょう。