夕食のボーラスの難しさの一因に、朝昼と比較して食事内容がたんぱく質や脂質に寄りがち、ということがありそうな気がしています。
特に夕食後数時間、就寝前に効いてくるのがたんぱく質… しかも同じ動物性たんぱく質でも血糖値への影響の仕方が違うことがなんとなくわかってきました。
わが家の1型少年の場合は、意外と肉類は大丈夫なのに、お刺身を多めに食べるとどうもダメみたいです。
肉類の中でも鶏肉が一番穏やかなイメージ。昨夕もフライドチキン3ピースも食べてましたが、就寝前の血糖値は安心できるものでした。
どこかでちらっと、たんぱく質そのものに対する感受性もひとそれぞれで、筋肉がつきやすい体質のひとはたんぱく質が血糖値に影響しやすい説を読んだ記憶があるのですが…
それもうちの子にとってはわりと納得感のある話で、後上がりはあるにはあるものの、たんぱく質を敵対視しなければならないほどのインパクトはあまりなくて。そして彼はなかなか筋肉がつかない体質。
脂質はたんぱく質ほど血糖値に跳ねないということもあり、時間がかかるということもあり、後上がりが気になるというよりは、食後まもなくの血糖上昇を妨げる印象が強いですね…
それを上手く使いこなせれば良いのですが、初心者のわが家では脂質の取りすぎが食後低血糖を引き起こすことも。
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そういえば今週は部活のお休みがあり、お友だちとカラオケに出かけた日がありました。
中学生になると、ぼちぼちそんな機会も出てくるんですよね。
そのお店がフリードリンク制だったそうで、打つの面倒だから要らなかったんだけど、まぁお付き合いだと思ってジュース一杯だけ飲んだんだそう。あとはウーロン茶でやり過ごしてのかな。
息子
「1単位打って飲んだ」
ハハ
「うそー、ジュースをグラスに一杯だと2カーボでしょう?」
1型少年、昼間のおやつはインスリン/カーボ比がだいたい1.0くらいです。
(1カーボ=糖質10g で、インスリン1単位)
ということは、2単位かと思ったのですが。
息子
「あのさぁ、カラオケ屋のフリードリンクってどんなか知ってる?」
ハハ
「・・・・・」
息子
「薄いにもほどがある。あんなのに2単位も打ったら倒れちゃうよ」
なるほど。
机上の理論だけではダメですね。
帰宅して、夕食前:88。
ドンピシャでした。