住まいのある地域では1型の権威と言われている大学病院の系列下にある、開業医(小児科医院)に転院して2回目の受診を終えました。


初回は、リブレ処方してもらう気満々で受診したというのに、1型少年まさかの拒否。

「カラダに常時機械が付いてるのはイヤ」
とは前々から言っていて、ポンプは当面ないだろうと思っていたものの、センサーだけでも嫌だというのです。

ちょうどこれから肌が露出する時期でもあるし、この年頃のこどもには自分の意思が働いてくるので、なかなか大人の思うようにはならないものですからね… などと看護師さんに宥められ、そのときはリブレ本体とそのSMBG用のチップを処方してもらって帰宅しました。


で、翌月に2回目の受診。

今度はリブレ以外のリアルタイムCGM、dexcomやガーディアンコネクトも見せていただきました。ちょうど先生ご自身がdexcomの人体実験中でいらっしゃいました。

発症時はそれなりに勉強もしたつもりだったのですが、そういった最新のツールを入手できない環境にいたため… というのは言い訳ですが、こういったリアルタイムCGMってポンプとセットでしか導入できないものだと思い込んでいました。もはやそうではないのですね!!

dexcomは日に2回の較正が必要とのことですが、較正することによって精度は上がるわけで、(1型少年ではなく)ハハの性格的にはこちらの方が合ってる!と思いました。本体も小さいし非常に惹かれたのですが……


ハイ、予想通り、引き続き拒否。


センサーお腹につけられるから、見えないよ?
といっても
水泳の授業が始まるから

先生が装着部分を強く押しても、僕は痛みもなにもないんだけどなぁ
とおっしゃっても
当たった方(他人)が痛いんじゃない?
(彼はバスケをしているので、接触はたしかにあります)


一筋縄ではいきません。

先生いわく
・本人がパッチンの血糖測定を嫌がっていない
・A1cが良好
・点で見た血糖値も悪くはない
・低血糖が頻発しているわけでもない
→結局、本人にとって必要性に乏しいんだろうな、と。

必要性はなくとも、より良い血糖管理やQOLの向上を望むのは大人の論理なんでしょうかね。かつ少慢のあるこの時期に、というのも大人の事情か。

とりあえず、水着の時期が終わったら再考してね、と本人と話をして、二度目の受診も終えました。



そういえばここ1ヶ月くらい、起床時の血糖値がやや高めということがしばしばあり、持効型インスリンを1日1単位増やしたのですが。

実は発症時からまったく量を変えておらず、身長15cm・体重8kgほど増えたいま、さすがに足りなくなってきたか? と安直に考えていましたが、可能性として自己分泌の枯渇もあるかも、とのこと。

徐々に枯渇していくものだと考えていたし、そうなってもそれなりに粛々と対処するのみとも思いますが、ただ自己分泌が枯渇すると血糖を上げる方のホルモンの分泌も弱くなることがあるから、枯渇が疑わしき時は突然の重度低血糖に注意して、ということでした。

まだまだ学ぶべきことが多くあります。