〇七(癸)式軌道火砲車(通称:カホ車)は皇国陸戦軍が保有していた装甲列車。

 

◆前史

 大怪獣が首都を蹂躙したのは広く知られているが、同時期、国土の北部では小怪獣が大発生して早々に4市町村の支配が失われた。これにより、国土の最北部の村落は孤立状態となり、首都方面からの補給路の確保が急務となった。

 これを受けて政府は、国有鉄道山奥本線を死守し、陸路での南北往来を維持する方針を策定、陸戦軍及び鉄道庁において同線の防護任務に必要な警備用鉄道車両が急きょ開発された。

 

◆構造

 種車は定かでないが、ボギー無蓋車を流用したとされている。

 兵員室・弾薬庫を配し装甲板で覆い、その上に砲を搭載している。

 砲は主要な戦闘車両(〇三(庚)式中戦車など)と同じ弾薬を用いることができる75mm砲が採用された。

 

 

◆運用

 本車両の整備に合わせて国有鉄道の急行形機関車「斬120形」が装甲化され、共に運用された。 

↑装甲化された急行用機関車

 

↑軽武装車両を戦闘とした編成

 

 基本的な編成は、本車両(火砲車=カホ車)を先頭とし、2両目に上記の装甲機関車、3両目以降を物資・兵員輸送車両、最後尾を軽武装車両とするものであった。

 このほか、本車両を中核とし弾薬を搭載したコンテナ車(コ)及び鉄製有蓋車(ス)を連結した強火力の「コズカホ編成」や、指揮官が座乗する付随客車(サ)及び各種支援機材を搭載した職用車(ヤ)を連結した作戦用の「サヤカホ編成」が組成された。

 

 1日目の日中に危険地帯を突破して最北地域へ物資及び兵員を運搬し、翌朝また危険地帯を通過し首都地域に帰還する運行が一般的であった。

 

 

 

 

◆廃止

 戦車部隊の重点投入によって怪獣が撃退され、本線上に武装列車を運行させる必要がなくなったため、本車両は解体された。

 

 

■あとがき

 装甲列車です。普段から兵器・鉄道とも作っていますが、そのハイブリッドである装甲列車は、ほぼ初挑戦でした。

 戦間期に大陸方面で運用された装甲列車を参考にしています。

 本格的につくられたものではなく、貨車に装甲板を張り付けたような感じで、それをうまく表現できたかなと思っています。あと、迷彩もいい感じになりました。

 また、台車や弾薬庫へのアクセスハッチなど、細かいところも丁寧に作れたのがよかったと思っています。

 

↑みなさんの列車と併結:平砲車[たにえん]+重砲車[たにえん]+火砲車(本作)(動力)[ぬぬつき]+装甲機関車[ぬぬつき]+砲車[ながに]

 

おわり