洋館を作りました。
最近は首都圏を中心に近代建築めぐりをしており、その際に訪れたブラフ18番館(横浜)を参考元としています。緑とオレンジの鮮やかさに惹かれて、これは作りたいな、と思った一軒です。
なお、これまでも建物は作っていますが、居住設備を全て備えたものは初です。
ブラフ18番館 (本当にレゴで忠実に再現するなら、屋根はダークオレンジかな?)
白を基調に窓などでサンドグリーン、屋根にオレンジを用いています。
また、ブラフ18番館を参考に、45度角をつけた張り出しを設けております。
豪邸のような見た目ですが、サイズは16x32です。間取りも、参考元からは大きく変更・デフォルメしています。このサイズにすることで製作難度・コストを下げ、可搬性やジオラマにおける設置しやすさを高めています。
以下、内装の紹介です。
◆◆全体図
実質的に1LDKです。
床は茶色の1幅タイルを主に使用し、板張りの質感を出しています。
各部屋ともミニフィグで移動可能です。
◆◆1階
◆リビング・ダイニング
1階の最も大きい部屋です。
暖炉、食卓、食器棚、小物棚
◆キッチン
ぎりぎりミニフィグが入れるスペースに、①コンロ、②シンク、③冷蔵庫、④食料庫を詰め込み、最低限の設備を整えています。
コンロについては、パネルを使用して0.5ポッチ分、壁にめり込ませています。
また、ダイニングとの間には、食事を出すための小窓を設けています。
◆サンルーム
日本に建てられた洋館の多くはサンルームと呼ばれるガラスに密閉されたベランダような部屋を備えています。そのため、この洋館にも、狭いながらサンルームを付けています。当初は予定になったのですが、母屋をずらして設置しました。
◆廊下のお花
実物を意識しています。
◆階段下の物置
制作者的には特にこだわったわけではないのですが、意外と好評をいただくポイントです(笑)
◆◆2階
◆ベッドルーム
ダブルベッド
参考元はツインだったけど入らなかったゆえ。
◆トイレ
フタも空きます。洗面台付き。
◆バスルーム
これも狭い空間に作っています。一応猫足バスタブですが、これでいっぱいいっぱい(実質的にはユニットバス状態)。
シャワーや石鹸類なども一応用意しています。
ステンドグラスはぜひとも見てほしいポイントです。
◆壁掛け電話
それっぽい
◆ステンドグラスについて
ステンドグラスは階段上とバスルームに設けています。参考元のブラフ18番館には無いものですが、洋館らしい要素だなと思い製作しました。
特にバスルーム側は上手く庇と組み合わせられたので満足しています。
なお、参考元はこの部分が外部に出るドアになっています。
◆◆屋根
張り出しがあるなど、完全な方形でないため、屋根には苦戦しました。当初は実物を参考に組むことを想定していましたが、あまりに複雑なので辞め、独自の組み方にしています。
なお、煙突は1階の暖炉の直上にあります。
◆◆家具など
家のサイズが小さいので、特徴を抑えつつ小ぶりに作っています。木の家具のイメージですが、床の色と被らないようにタン色で作っています。
◆◆その他
オプションで前庭を付けられます。
◆◆写真(軽便模型祭2024)
軽便祭に持ち込み、背景として置かせてもらいました。5udonさんの下津井電車や、関山さんのリスボン風パイクと並び、メルヘンというか南欧っぽい雰囲気になりました。
■あとがき
本格的な家は始めて挑戦しましたが、完成させられて良かったです。
現実の洋館を色々と巡る中で、現実のそれに詳しくなったのが上手く作れた要因かなと思います。
おわり