Japan Brickfest(JBF)2024 ミリタリー合同で展示した1/300スケールの飛行場を備える島の解説です。

 



真上図(撮影した画像を真上から撮ったように加工)
中央 :滑走路
中央上:格納庫、燃料庫など
右下 :港湾
左下 :水上機基地
左端 :小島
※格納庫と港湾の間の線はパイプラインか軌道線
※水上機基地沖合の丁度いいところに防波堤を配置

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なお、同展示では以下の分担で島を作りました。

集合艦艇の数・規模もさることながら、ジオラマという面でも、1/300スケール展示としては過去最大級だったと思われます。

要塞島1:チケ


要塞島2:ながに

 

港湾:かもなん



ねことり島:ねことり


飛行場島:ぬぬつき(本作)
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◆基本的な作り方
基本的な地形造成は以下の通り。
①タンで海岸
②ライム・緑で陸地


滑走路は、のっぺり感を出すためにブロックの横組を採用。12ポッチ幅で白線入りにしています。


◆島の形について

※背景の空ボードはbikkuboさんが用意してくれました。

できれば、よくあるような?形にしたかったですが、結果として滑走路や設備の配置に依拠した、歪な形になったかなぁと、やや反省です。もっと余白があっても良いなと。先に島の形を決めておけばよかったですね。


◆滑走路のサイズ

作るにあたってまず検討したのは滑走路の大きさです。
実物の空港を調べてみると、小さいもの(神津島空港など)でも25x800mです。これを1/300に落とし込むと、幅は8cmほど(10ポッチ半ほど)なので制作上は差し障りありません。が…
問題は長さで、800mでも約266cm(約333ポッチ=32基礎板10枚以上)となります。
資材的に作れても、ミリ卓に置くには大きすぎるな?という問題。

(奥に見える大型艦は、ぬでさん作の航空巡洋艦)
そこで、長さは切り詰めることにしました。ただし、詰めつつも航空母艦と並んで小さく見えないように、全長150ポッチほど(約120cm)としました。これなら300m級の航空母艦よりも大きいです。


◆航空基地設備


格納庫、管制塔、燃料庫、兵舎、倉庫など
白い管制塔は、過去設定にする時は取り外します。


◆港湾

色々船が停泊できるように港湾を設けています。

このクレーンは好評をいただきました。
桟橋を斜め付けにするのもちょっとしたアクセントになってるかなと。


◆水上機基地

たしかながに君からのリクエストで作りました。大型スロープパーツを活用できてよかった。
濃赤色部分は、近世に作られた砲台跡という設定。


◆小島

滑走路左か水上機基地の沖合に配置する小さい島です。こちらにも旧砲台がありま




全体 裏から


■所感
1/300のジオラマは、ミニフィグスケールとは違った楽しさがありました。ミニフィグスケールの場合は、(一般的に)地形の一部を作るのに対し、こちらは島を一から丸々作るというのが新鮮で、かつて架空地図を描くのに熱中してた時期を思い出しました。
当日は、展示の中央に置いてもらい、海上の良いアクセントになったのではないかと自負しています。



おわり