こんにちは、ぬぬつきです。
今年も海老ブリが無事に終了しました。余韻に浸りながらこの記事を書きました。
今年は「軍都」のジオラマを作りました。ながにくんとの合同卓です。
軍隊が駐屯し、市街地も発展している都市です。
◆概要
右手に駐屯地、川を挟んで左側に市街地を作っています。
駐屯地は兵器を置くだけにとどまらず、司令部庁舎や馬屋、倉庫を用意。
市街地エリアは、各種の建物を並べ賑やかにし、路面電車を走らせました。また、背景にレンガ造りの高架線を作りました。
◆市街地エリア
・中心市街地
ながにくん作のビル・洋風建築・看板建築と、ぬぬつきの和風建築群を組み合わせて、1930年代らしい雰囲気にできたかなと。ミニフィグや自動車もしっかり配置して、良い密度だったと思います。
・路面電車
レトロな都市の情景に欠かせないのが路面電車(市電)です。埋め込みはながに君担当。今回は道幅の関係もありナローゲージです。活躍したのはながに作の単車で、ほかにボギー電車(ながに)、賑やかしに黒部峡谷鉄道(ぬぬつき)、花巻電鉄(艦船卓のぬでさん)なども走行。
盛り込むのが当たり前になってますが、動くもの(電車)があると、目を引きやすいですね。
・私鉄エリア
最左は私鉄と路面電車の乗換駅です。ぬぬつき担当。
・川
川エリアも地味に大事でした。軍民の隔てとしての川を背景に持ちつつも、橋は市街地⇔駐屯地の人的な結節点として機能します。あと河川交通の小舟も良い感じ。青色も良いアクセントですよね。
・高架橋
背後の高架橋はぬぬつき制作です。新橋〜神田、万世橋あたりをイメージ。判ってくれる方が多くて嬉しかったです。
・裏側
見せては行けない裏側 鉱山鉄道かな?でも逆に言えば、見えるところはしっかりしてました。過去の反省は活かしております。
◆駐屯地エリア
実際の軍用地って、土地が広いと同時に建物も多いんですよね。
今回は、ながに作の司令部をランドマークに、馬屋なども加えています。同時に、戦車などを置く空き地も用意し、メリハリをもったレイアウトに出来たと思います。
以下、自評です。(ながにくんには聞いてなくて、ぬぬつき個人の評価です)
◆良かった点
・綿密な配置計画
前回は、飛行場の後背地が過疎気味という状態になったという反省点がありました。今回は事前に実物を用いた打合せで「何を何処に置くか」というのをかなり詰めました。
結果、町並みも駐屯地も、良い密度感で作品を置けたのではないでしょうか。
建物がひしめく様子はうまく都市を表現できたものと思います。
陸戦兵器も装甲戦闘車両、騎兵など多くを持ち込み、十分な密度感だったと思います。
・全面基礎板張りにした
これは重要なポイントです。過去3回やその他の展示では布を敷いて地面とするのが主流でした。これも手軽さ・低コストというメリットがあります。今回、始めて全面基礎板をやってみて、全部にポッチがあるとレゴジオラマってわかるなって印象です。あと、建物の位置合わせとかも基礎板上のほうが楽でした。
・電飾
海老ブリにはナイトタイム(照明を落とす時間)が1日5分あります。今回は、早期から軍都やるなら電飾をやる、と決めており、一応実現できた形です。欲を言えば街頭や、高架の列車内もライト入れたかったですけど。
・ミニフィグ
ひろどり氏考案の和装フィグを含め、町中にフィグをたくさん配置しました。これにより、賑やかな市街地っぽさを表現できたと思います。
・文字
左から「ビール」「食堂」「うどん」気づいてくれる人が多かったです。これは今後も取り入れたい。
◆反省点
・パンフレットなど
(一応配れたけど…)
単にジオラマを作る分には「作業開始が遅かった」という例年の反省はあんまり無いと思います。(ギリギリとはいえ間に合ったわけで)
しかし、パンフレットを刷るというのを考慮すると、やっぱ時間切れになりました。次回はパンフ制作を込みにして余裕を持ったスケジュール管理を行います。
・その他、やりきれなかったこと
・街頭点灯(前述)
・建物一部不十分 9割完成したけど、軍用車庫とか間に合わなかったのもある。
・結局足りたから良いけど、民間人フィグが直前に足りなかった
この辺は、例年の「準備が遅い」ではなく、「よく使うものは通常期から常備しておく」って対策があるのではないかと思います。
現に、和風建築(ぬ)/4幅車(なぬ)/軍用車(ぬぬ)等は既に常備品であったので、持ってくだけでした。
↑4幅車は、既存のもの、急造したもの合わせてかなり数があり、街並みを彩りました。
↑電車も多くてにぎやか。あとは街灯が要るかなぁと。
◆今後に向けて検討したい点
反省点ではないが、今後に向けて変えて行きたいポイント
・「目玉兵器」は要らないのか?
初回→海防艦、2回目→2等輸送艦、3回目→G38……と、毎回その展示の象徴となるような大型兵器をながに君が作ってくれていました。それが今回はありませんでした。展示の性質上それはそうですが。さて、目玉が有った方が良いのではないかと思いますがどうでしょうか。
・輸送方法改善;分解せず持っていって現地組立を減らす
・前日設営はなるべく行く
・トレイン以外にも動きは欲しい
過去にはレーダー回すのもやりましたが、そんな感じのを積極的に取り入れたいです。
・建物のスケール感?
実は、僕とながに君で建物のスケールはちょっと違います。ぬぬつきがやや大きいです。今回は気になりませんでしたが、今後、その差に注意しつつ街並み構成する必要はあるかと思います。
まとめると、
・過去の反省点はそこそこクリア
・でも、まだまだ良くしたい点はある
・新しく挑戦したいこともいっぱいある
って感じです。
以上が自卓の振り返りとなります!
(他の方の卓については後日、別記事でご紹介できればと思います!)
Twitterに投稿してもらった写真もいくつかピックアップさせていただきます。
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最後にお礼として、主催のPen2nd様ほかイベントの運営の皆様にお礼申し上げます。自分たちの作品もある中で、総勢100人(組)が楽しく展示できる機会を準備してくださいました。しかも、毎年々々イベント運営を改善してくださっています(参加費の管理や、懇親会の開催など)。
あと、今年は公式パンフレットに、僕たち2人を特集してもらいましたし!
そうした主催あってこそ、4回も充実した合同ジオラマを展開できています。毎回海老ブリが楽しいから、「来年はあれやるぞ!」って意欲が出てきます。
また、参加者の皆様・来場の皆様、ありがとうございました。一般来場の方もたくさん来てくれて、いつも仲良くしてくれているビルダーさんも、見学者として見に来て下さいました(遠い人は三重からも)。レゴマスターズ出場者の面々もジオラマを見に来てくれて嬉しかったです。
最終日の夕方に来たお子さんが、目を輝かせながら「大人になったらこういうの作ります!!!」と言ってくれたのが印象的でした。
見てくれる人が居てこその展示だなぁと思う次第です。
あと、今年も一緒にジオラマ作りをやってくれたながに君ありがとう。まだまだやりたいこといっぱいあるぞい。
充実してたなぁ。
おわり