電気機関車E31を制作しました。もともと西武鉄道で運用され、現在は大井川鐵道にあります。



小型機関車であることから、個人的に、ちっこい感じを出してみたいと考えて作りました。

サイズは7幅×24長です。
また、全体的に寸法・丸み・装備品(ライトなど)を強調めにしています。

 


小型で秩父の小ジオラマ(R24小カーブ使用)にも合うかなというのも制作動機の一つです。

ちゃんと走ってくれましたし、色合いとしても良かったです。

 


タンク車を牽いて。貨車は手元にあるのをつなげてみました。

 

 

関山氏のE52と西武の電機あわせ。車庫も同氏のです。横浜オフ6(私鉄オフ)にて。

 

 

新101系とすれちがい。牽いているのは保線車両のつもり。

 

以下に、E31の詳細を解説します。


・前面
前述のとおり、丸みを重視・強調しています。
前面にはカーブトップ・ブロックを使用しています。そしてその関係で、赤色の帯が実物より太めになっています。
車体は今までどおり7幅です。そのため、前面はヘッドライトブロック、各種ブラケットを使用して半プレート調整をし、構成しています。実物では車番の位置で赤線が途切れており、その部分にタン色のブラケットを入れて対処しています。


↑裏面
そういった経緯で、かなり凝った作りの前頭部ですが、1ポッチ接続を極力削減するなどし、強度を確保しています。可能な限りパーツ同士をくっつけ、全体が”塊として”強度を有している形です。
また、この前頭部は前後3ポッチのユニットとして完結しており、制作時の円滑さ・完成後の整備性の確保を図っています。
また、裏側の補強パーツもなるべく使う色を揃えています。


一応運転手が乗ります。


・その他

ドアの部分を左右0.5ポッチずつ凹まして6幅とするのは従来通りです。
また、中央部は順組+グリルは横組み。これは過去作でも使ったシンプルな組み方です。


・屋根上

 

パンタグラフは実車のイメージから、やや大きめに作りました。
クリップ付きバーを32個も消費してしまうので、より良い方法ないなかぁという気もします。

 

・電源・モーターなど


車体中央部に、電池ボックス・受信機を一体にして格納しています。電源オンオフはそのままできます。
電池交換には屋根外しの手順が要りますが、簡便にできるように心がけています。
今回は車体が小さく、また前頭部の作り込みもあったので単4電池です。

 

 

私鉄オフにて。貨車は関山氏の作品です、ありがとうございました。

 

細部まで丁寧に作れたという点で、個人的にはかなり満足度の高い作品です。

 

おわり