電07型は皇国鉄道が保有する都市通勤用の電車である。

◆開発

(↑前級の電06型)

 電化開業した際に導入された電06型は、市電への直通を前提にした小型車であった(幅6凸、長さ16凸)。
 しかし、その後の人口増加に伴い、通勤通学の手段として電車の需要が高まる中で、小型車の容量不足が目立つようになった。そこで、新しく客車と同程度、すなわち幅7凸、長さ32凸の中型電車が製造された。これが電07型である。

 

 

◆外観

 現在運用されているのは、貫通扉をもつ両運転台の単行車両(電動制御車)である。これとは別に、付随車の製造も計画されている。
 塗装は下半が橙色(オレンジ色)、上半が茶色である。近年の皇国鉄道は橙色を用いて車両外観の統一を図っているが、本形式もそれに則った形となる。
 

 

◆内装

 乗降扉は、3凸の幅広なものである。これは、通勤混雑時に大勢の客が円滑に乗り降りできるようにするための設計である。
 座席は2種類ある。乗降扉の近くは横掛け式(ロングシート)で、車両中央が向かい合わせ式(ボックスシート)である。
 

 

◆運用
・海浜本線
 首都近郊の新西駅〜弥海駅が電化されており、本形式は各駅停車として運行される。1両で運行されることが多い。
 一日を通して電化区間を往復する運用が主であるほか、皇都駅〜弥海駅間の区間運行もある。

・西水線

 全線が電化されており、本型式が往復運転を行っている。一部は海浜本線に直通運転する。

 

・その他

 皇国鉄道は電気機関車を保有していないため、本型式が貨車の牽引に用いられる。上記の2線区のほか、臨港貨物線など。

 

↑電化により毎時1本程度の頻度で列車が運行されるようになった。ただし、長編成の汽車が来ることも、1両編成の電車が来ることもあるのでプラットホーム上の立ち位置には注意が必要である。

*訂正:海浜本線(上り) 09時01分の欄は、[急]あさぎ2号ではなく[急]みかがり2号

 

 

■あとがき

客車・気動車と機関車・貨車がそれなりに出揃ったので、次は電車!ということで作った一両です。
それまでは実在モデル(JR等)もしくは架線集電用の仮電車しか作ってなかったのですが、いよいよ皇国鉄道でもというわけです。

他作品との外見を統一するため、今作もオレンジを使用していますが、上半分は茶色としました。レトロな電車は(客車もですが)だいたい茶色が多いイメージがあります。

 

いつも通り幅7ポッチ、全長は32ポッチです。特定のモデルではない自由形ですが、雰囲気として昭和前期の国電や私鉄電車あたりを全般に参考としました。
屋根はダブルルーフとし時代感を表現。

 

ドアは3ポッチ幅とし、通勤車両らしくしました。こっちのほうがフィグの肩幅との整合性がとれてる気がします。あと、従来作と同じく開閉します。
気動車と同じく乗務員扉を設けませんでした。仮に乗務員扉を入れると全長が40ポッチ近くなり、輸送やパーツ消費の面で不利になると考えました。

貫通扉も開閉します(ながに式)。開ける時は運転装置が跳ね上がるようにしています。

↑閉状態。

 

↑開状態。運転の装置は右側に跳ね上げるようにしました。

 

内部はセミクロスシートです。ドア脇のロングシートがお気に入り。

クロスシートの部分では、窓の柱に1x1パネルを用いてミニフィグの腕が干渉しないようにしています。

 

 

(↑ホームへのアクセス方法が謎の駅)

想像としては、首都近郊の路線にて、朝夕は通勤通学、昼は買い物に行くの用いられる電車です。単線電化をガラガラ。


増結が出来ると楽しそうです。付随制御車あたりでもう一両つくりたいです。今作は内装あり・動力なしでしたが、PF等ラジコンで走行するモデルも欲しいですね……。

 

おわり