電気機関車「ED79形」と「50系客車(5000番台)」を設計しました。これはかつて青函トンネルを走っていた快速「海峡」の組合せです。
また、今作は普段の7ポッチ幅ではなく、6幅22長というデフォルメ調の新しい規格です。初挑戦のスケールで、実験的な側面もあります。
・ED79形
ED79形は、津軽海峡線の専用機として、ED75形から改造された機関車です。
特徴を抑えつつ、小さくまとめられたと思います。パンタグラフには苦戦しました。この機関車は前後でパンタグラフの形状が異なっていますので、それも再現。
「海峡」のヘッドマークも再現(前掲2番目の写真)。また、側面には「79」の文字を入れてみました。
内部と配線予定図。動力はPF。スペース的にPUへの差し替えも可能でしょう。頑張ればライトも仕込むことができるでしょうか。なお、架空鉄道での車両と違い、ドア開閉や内装は考慮していません。
・50系5000番台 (オハ50/オハフ50)
快速「海峡」の客車には、主に50系(含む51系)を改造したものが使用されたそうです。「レッド・トレイン」とも呼ばれ多くは赤く塗装された50系客車ですが、この列車では青色です。
機関車と同様にデフォルメして、窓を減らしたりしています。こちらもサイズは6ポッチ幅x22ポッチ長です。
↑オハ50
↑オハフ50 車掌室があるタイプです
デフォルメの結果、50/51系なのか14系・10系なのか…?なんて思える平凡な見た目になっています。少なくとも、側面の「50」の文字を「51」に差し替えたら51系にはなれそうですね。平凡な見た目は、他の列車を作ったときに、転用しやすそうであります。
おまけ
JR北&東っぽい駅名標
・最後に
普段の7幅スケ―ルは奇数の扱いがたいへん難しいです。もちろん、それも楽しさではありますが、製作に時間がかかり、強度保持に頭を使います。
その点、今回の6x22というミニサイズは、比較的短時間に設計できました(6時間くらい)。加えて、全長が短いので値段もそこまで高くないはずです。
現時点では設計のみの「海峡」ですが、お財布に余裕が出たら…もしくは、北海道・青森での展示会・オフ会の予定が決まれば実制作したいと思います。