VLB-01 ラフィリカ機動装甲車

≪Vehículo Ligero Blindado "Raphilica"≫

 

01 開発

 メディテラン海の東岸を失った第III次司教座戦争で,連邦地上軍は様々な教訓を得た.その一つが歩兵部隊の使用する車両についてである.それまで,装甲師団を除けば,地上軍の兵士は何らかのトラックで移動するのが主であった.しかし,ソフトスキン(非装甲)のトラックは,小銃による攻撃で被害を受けやすく,負傷する兵が後を絶たなかった.この事実を踏まえ,地上軍は戦場で歩兵が移動するための装甲車の開発を決定,"Raphilica”の名で歩兵防護車両の開発プログラムが開始された.

 連邦内のいくつかの企業によって試作競争が行われ,その中で最も優秀なものがVLB-01として制式化された.”VLB”はVehículo Ligero Blindado(=機動装甲車)のアクロニム.

 

 

 

02 特徴

02-a 武装

 車体上部のハッチに,Vz.18 7.7mm機関銃もしくはMM81対戦車ミサイルを搭載可能.

 

02-b 車内

 歩兵4名が搭乗可能.

 

02-c 車体

 全周が小銃の射撃に耐えられる装甲厚となっている.車体底部はV字になっており地雷による爆風を外に逃す構造になっている.

 

02-d 通信

 音声通信とネットワーク通信に対応し、アンテナを2本装備する。

 

 

 

 

03 形式

 VLB-01A

  初期量産型

 VLB-01B

  車体に若干の改良を加えたタイプ

 VCM-01

  SSn-155機動りゅう弾砲ユニット(MOU)において弾道観測を行う車両

  VEE-01

  GAb-23機動電子戦システム(Elecsys)の要員が移動に用いる車両

 SSA-1

  連邦航空総軍(FTAF)の基地警備車両

 

 

 こんにちは、ぬぬつきです。2018年12月に製作した装甲車について軽くですが記事を書きました。日本の陸上自衛隊・航空自衛隊で運用されている軽装甲機動車を参考にしました。好きなアニメ「刀使ノ巫女」にも登場します。

 普段の日本風レトロ軍隊である「皇国陸軍」ではなく、別の「連邦地上軍」という組織の車両…という設定です。戦後の西側欧州軍隊の雰囲気を出したかったので、カタカナ語を多用した記事とし、句読点も「,」「.」としました。