○概要
〇一(丙)式特殊装甲輸送車(まるひと-へい-しき-)は皇国陸軍の装甲輸送車。砲弾の輸送や、重砲の牽引を行う。


○開発
 戦車隊の整備が進む中で、皇国陸軍の新しい課題は砲兵の機動化であった。7.5センチ砲や10.5センチ砲はトラックや輓馬によって輸送が行なわれていたが、15センチ以上の野戦重砲は分解を行わないと移動できない使用であった。
 大陸では国境を挟んで可汗国との緊張が高まっていた時期であるが、広大な荒原地帯では機動性の高い”野戦重砲”が不可欠であった。
 開発に際して、重量級車両として試作〇一(壬)式特殊牽引車で得られた技術的教訓を多く取り入れた。完成した車両は「〇一(丙)式特殊装甲輸送車」として制式採用された。令和年の11月(戌の月)に採用されたので「〇一()式」。


↑試作〇一(壬)式特殊牽引車(奥)とIV号戦車”YUR
Y”(手前・ユーリ氏作)



○構造
 運転席は2人乗りであり、その上に7.7mm機銃を備えた銃座が位置する。右側面に整備用のハッチが2箇所有り、背部には砲弾・物資の積み降ろしを行う為のハッチがある。
 また、サスペンションを備える。前2輪と後2輪はシーソー式、中央の転輪は
ゴム式である。

↑走行系


↑操縦席


○運用
 牽引するはずだった15センチ重野戦砲の開発が失敗し、結局、役目を失った本車両は量産されるなかった。一号車のみは陸軍で故障車の牽引車両として使用されたが、大型で整備性がよくないため、のちに解体された。


……というかぜんぜん写真を撮ってなかったので画像はTwitterの使い回し💦


■解説
 ミニフィグスケールのラジコン戦車としては2両目となる車両です。なしさんと温泉旅館で遊ぶために制作。(ラジコン含めてめっちゃ楽しい旅行だった!)

奥・なし氏のIS-3重戦車



↑走行装置


 さて、前作では走行中にブロックの接合部が振動で外れるという問題がありました。今作ではこの反省から、走行系は全てテクニックで組むという手法を取りました。Lモータの特性を活かしてがっつり組んでいます。
 外見はシステムなのに中身はテクニック…というのが特徴です。上部構造はメンテナンス性向上のためワンタッチで外せます。

↑分割できる


↑電源やチャンネル切替へのアクセスハッチ


 ところで、システムの人間からすると、単三の電池ボックスは扱いにくい形状だなという印象があります。ですが、単四より圧倒的に電池持ちが良いというのがあります。逆に単四は
立方体で扱いやすいし……使い分けが寛容ですね。


 話を戻すと…。
 走行には1幅履帯を使用することで幅を抑え、51式双砲塔戦車とほぼ同じ10ポッチ幅としました。これは、他の戦車作品との相性の他、列車搭載を視野に入れたものでした。……ものの、幅を抑えたものの、貨車への積載は、重量や操舵の技術的に実現が難しいのが実情でした。
↓列車搭載の実験の動画。動力車は旧型客車荷物車+モハ286で、搭載車は自由形チキ……編成がめちゃめちゃだ
https://twitter.com/nnnk_lg/status/1199182776181805056?s=19

 また、無理に1幅履帯を使用したことで履帯の脱落が頻繁しました。とはいえ、装置の安定性は高かったので、履帯を三幅に換装すれば安定しそうです。