①概要
四七式自走高射機関砲(旧称は47式-)は皇国陸軍の主力自走式高射機関砲(対空戦闘車)である。2013年に制式採用された。秘匿名称はタヨ。
現在は既に退役している。
②開発
本車両は四七式装輪装甲兵員輸送車をプラットフォームとする装輪装甲車ファミリー計画の一環で開発された。
秘匿名称のタヨは対空(タイクウ)車輌の3番目(ワカヨタレソ)であることを意味する。
③武装と性能
(25mm機関砲を4連装とした乙型)
武装は甲型〜丁型までばらつきがあるがいづれも2連装または4連装の25mm対空機関砲を主武装としている。
本車両は一応の対空レーダを装備しており、目標の追尾が可能となっている。
④運用と欠点
(機関砲に加え対空ミサイル発射機を二基備えた試作の丙型。写真奥)
本車両は2013年の開発以来、陸軍が行ったほぼ全ての実戦に参加した。
対空戦闘のみでなく、対地掃射や市街戦での高層建築物への射撃でも活躍した。
しかし本車両にも欠点があった。
1つ目が兵員輸送車の車体に砲塔を載せているため、重心が高く、安定しないこと。
2つ目は装輪(タイヤ)式のため路上では高速に移動できるが、路外での走行性能が芳しく無いこと。
それに加えて、25mm機関砲は威力不足とされた。
現在より先進的な五〇式対空戦車へ全車が代替された。
⑤形式
甲型 25mm機関砲x2
乙型 25mm機関砲x4
丙型(試作のみ) 25mm機関砲x2+対空ミサイル発射機x2
丁型 25mm機関砲x2、複座砲塔(新砲塔)
⑥諸元(丁型)
全長:18ポッチ
全幅:10ポッチ
全高:8ブロック(レーダ含まず)
重量:18t
速度:90km/h
主武装:25mm機関砲*2
乗員:3名
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長らく使っていた装輪式対空車両です。