本文はとある「人民共和国」の軍隊についてである。
人民共和国は独立して以来、西方海上に浮かぶ「皇国」と対立しており、人民革命軍は皇国陸海軍を仮想敵としている。
人民革命軍は地上軍、空軍、防空軍、海軍の4軍から構成されおり、以下はそのうち人民革命陸軍および防空軍の装備についての記述である。
①人民革命地上軍の装備
地上軍は4軍の中で最も規模が大きい組織、もちろん仮想敵は「皇国」の陸軍。
迷彩には濃/淡グレーと緑、オレンジを使用している。
NU-122 重突撃榴弾砲
組織がまだ解放戦線として帝政に対して革命活動を行っていた時に開発された重自走砲。
帝軍が製造中だった中戦車を改造したもので、長砲身122mm砲は多くの敵車両を撃破した。
KΛ-2 重戦車
NU-122車体に152mm砲を旋回式に載せた重戦車。
愛称は「王道の怪物」。
バランスが悪く、横転しやすいという欠点がある。
T-65 / T-65N主力戦車
(写真はT-65)
人民共和国がアルヴェルシア社会主義人民連邦から輸入した傑作戦車。
主砲は非常に強力な125mm滑腔砲である…だが、敵である皇国陸軍の戦車には車載機銃で十分と兵士は言う。
T-65Nは人民共和国での改修型で、機銃や発動機に変更がある。
人民革命陸軍の主力戦車として先鋭部隊を中心に配備されている。
VT-65N 装甲回収車
上記のT-65/T-65Nをベースに開発された装甲回収車(回収戦車)
INU-152 重突撃榴弾砲
こちらも上記のT-65/T-65Nの車体に152mm砲を搭載した重自走砲。
初めに掲載したNU-122を代替して配備が開始されている。
PT-33 水陸両用戦車
国産の水陸両用戦車。
安価であることやインフラが整って居ない地域でも活動できる事により、全国に配備されている。
主砲は60mm砲である。
前述のT-65とならんで人民共和国の機甲部隊の主力を担う。
PT-4 水陸両用豆戦車
偵察用に試作された豆戦車。主武装は11.4mm機関銃。
サスペンションを有し、スクリューと舟形の車体によって水上航行が可能である。
9K426 高射ロケットシステム
現在開発中の自走式高射ロケット(対空ミサイル)システム。
システム構成車輌の車体はOHARA MILITARY INDUSTRY(OMI)社のルービンM装甲兵員輸送車、高射ロケットシステムは通尊民主主義人民共和国のHQ-75の改造型である。
防空軍の9K5110(後述)よりも全体的な機動力が高い。
〜帝政軍からの鹵獲車両〜
以下に記すのは2016年の革命戦争(独立戦争)で革命軍が帝政軍より鹵獲した装備である。
PÉ vz.16 装甲自動車
帝政軍の装甲車。
砲塔は帝政の同盟国であった皇国の特四九式内火艇と同型で、主砲は37mm砲である。
VKT vz.16 指揮通信戦車
帝政軍の通信戦車、革命戦争中に数量が鹵獲された。
②人民防空軍の高射装備
防空軍は4軍の中で防空を担う部隊。
地上装備には青、白、濃/淡グレーの迷彩を用いる。
HQ-75 高射ロケット
通尊民主主義人民共和国より輸入した高射ロケット(対空ミサイル)。同国での高い実績を買われて採用されたものであり、人民防空軍の主力高射ロケット(対空ミサイル)として運用される。
有事の際にはプロペラ機しか保有しない皇国陸海軍航空隊をフルボッコにすることが期待される。
先述の9K426のミサイル本体でもある。
9K5110 自行式高射ロケットシステム
陸軍のNU-122重突撃榴弾砲の車体に通尊民主主義人民共和国の「HQ-75」高射ロケットを搭載している。
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自分が制作&設計した東側風の兵器について敵国兵器として綴ってみました。
基本的に冷戦期のソ連の兵器をモデルにしています。いつかリアルで製造したいものです。
最後になりますが、T-65戦車を輸出してくれたREDFOXさん、HQ-75を輸出してくれたつまようじさん、ありがとうございました!