前記事の続きです。


あの頃とは、4年ほど前、一番介護が辛かった頃です。


父ちゃんは些細なことでも、怒りのスィッチが入り、物を投げたり、私をたたいたりするようになってました。


どうしてよいかわからない私は、あちこちに相談に行ったり、介護の本を読んだりしてました。


怒ったり、否定したりしないビックリマーク


介護のこつだそうです。


疲れている私には、なかなか怒らない、否定しないができませんでした。


私が1怒ると、父ちゃんから10の怒りがかえってくる。


まさに油に火を注ぐような状態でした。



あぁぁぁ~。やっぱり怒ったらだめなんだあせる


私は怒らないようにしました。


ただひたすら、父ちゃんの怒りがおさまるまで、つきあいます。


そして、心の中で呪文を唱えていました。


「私は、ロボット」「私は、ロボット」って・・・・むかっ


感情を押し殺してるんですから、きっと私無表情でこわい顔をしてたと思います。



そんな状態を話すと、薬を使うことをすすめられます。


いわゆる抗精神病薬ですね。抑制の薬です。


なんだか違和感を覚えました。


怒らない、否定しないが介護のこつなはずなのに・・・


怒らなくてよい状態に薬でしてしまう。



私はね、


薬は使わずに、いやなことは「いや」と伝えることにしました。


病気の父ちゃんでも、親子ですから


けんかしたり、ぶつかりあったりしてるほうが自然だと思えたんです。


ただ、伝え方は工夫するようにしました。


いやなことを、その時にはっきり伝える。

その時に言わないと、何のことを言われてるのかわからなくなっちゃうからね。


それと、笑いをちょっと取り入れるね。そんなんしてたら、私の頭につのがはえてくるやんって

言って頭に、何か乗せてみたりね・・・


それと、普段の生活を工夫して、楽しいって思える時間を多くする。



父ちゃんの感情は、するどくなってきています。


父ちゃん、自分のことを相手が好きでいてくれてるか・・・・


相手の気持ちをすぐ見破ります。


だからね。


感情を押し殺してまで、私は我慢しなくってよかったんです。


今日も、親子げんかありましたあせる


でも、なんや親子漫才みたいやなぁって私が笑うと、父ちゃんも笑う。


それでおしまいになるんです。


もちろん、じっとしてられない、がまんできない父ちゃんですから、一日中同じことの繰り返し


でもね。父ちゃんのイライラのおさめ方のパターンができていて・・・


これこれしたら、そろそろおさまるなってわかるので


以前のような悲壮感はないのね。



こんな日がくるんだよって、あの頃の私に伝えてあげたいよニコニコ