あの頃とは、今から4年ほど前。


一番介護が辛かった頃。介護地獄ってこういうことなのかって思ってた。


思い出すたび、悲しく切なくなる。


あの頃の私は、父ちゃんの暴力に右往左往の日々。


もうヘルパーさんの派遣は無理という事業所もでてきた。


私は、疲れきっていた。


でも、私が無理と言えば、父ちゃんは私から離されてしまう・・・・・


あとは、娘さんの決断だけ・・・


周りは暗黙で、そんな雰囲気だった。


それだけは嫌だった。


だから、踏ん張って踏ん張って、日々をこなしていた。




でも、自信がなくなった・・・


私に限界が来た時、このままでは、乗り越えられないかもしれない。



そんなある日。


食事介助中に、何がきっかけだったか、私がある漫才師の物真似をした。


父ちゃんが笑ってくれた。


その後、何度同じことをしても、父ちゃんは笑ってくれたんだ。


そして、笑っている時は、暴力も不穏もでないことを発見した私。


それで、私の中の何かが変わった。


まだまだ、父ちゃんと一緒にいれる。そう思えた。


今も、父ちゃんの暴力はある。


でも、父ちゃんと笑い合える時間がもてることが、私にはとてもパワーになっている。


このことを、あの頃の私に伝えてあげたいよ・・・ニコニコ


コスモスコスモスコスモスコスモスコスモス


この話をある人に先日したんだ。


そしたらね・・・


こんな実践をしておられる人がオーストラリアにおられるとのこと。


【ダイバージョナルセラピー】


初めて聞く名前だった。


【ダイバージョナルセラピー】とは、「高齢や障害のために心身の活性が低下、または認知症を伴う人に対し、その人のもてる可能性を見つけて自らの存在感と自信を取り戻せるように援助し、楽しさや幸福感の方向へ気持ちの転換を図ること」


そして、プログラムの内容として・・アート(美術)、ホビー(編み物・園芸など)、コメディーアワー(喜劇)などがあるとのこと。


ダイバージョンの意味は・・①別の道(方向)に転換する ②注意をそらす ③気晴らし、娯楽

④あきさせない・・・・など


私は、まだしっかり勉強したわけでないから、間違ってるとこもあるかと思うけど・・・


私たちだと、自分で疲れてきたな?イライラしてきたって思うと、ぱっと外の空気をすいにいったり


美味しいものをたべたり、友達としゃべったりって気晴らしができる。


でも、父ちゃんは、その気晴らしを思い浮かべることも、自分ではできない。


だから、上手に気分を変える。気晴らしができるようにまわりが活動を用意することが大事ということなのかと思う。

父ちゃんには【笑い】が必要だったんだ。


日本ダイバージョナルセラピー協会


関西人ですからね・・・・


お笑い大好き!!


これからも、父ちゃん専属お笑い芸人として、父ちゃんを笑かすぞぉぉぉ~!!