私は、母の介護を5年ちょっとして見送りました。

そして、父ちゃんの介護はまる7年を過ぎ、8年目に入ってます。


何度か書いていますが・・・・

母の介護は、母が愛おしくて、愛おしくて、つらいなんて思ったことなかったんです。

脳出血で寝たきりでしたが、母は最期まで母でした。


そして、今~


認知症になった父ちゃんは父ちゃんだけど、以前の父ちゃんでない。


介護が長くなるにつれ・・・・


今の父ちゃんが私の父ちゃんになっていて・・・


以前の父ちゃんの記憶が小さくなっていくようで~


なんだか、こわいんです。



どっちの父ちゃんも私の父ちゃんなんだけどね。

(なんだかややこしくなってきたなぁはてなマーク



今、在宅介護という道を選んだ私は、生活のほとんどを父ちゃんとともに過ごしています。

今までは、こんなに一緒にいてることはなかったわけで~。

なので、今の父ちゃんの記憶のほうが大きくなってきてるんです。


私は、どちらかというと、母ちゃん子でした。


だから、父ちゃんが、帰りの遅い私を心配して駅で待っててくれてたりしても

友達といるほうが楽しかったりして・・・・

あまり、よい娘ではなかったと思います。


今は、はっきりわかるけど。

本当に、子煩悩で、優しい父ちゃんでした。

大好きでした。



その父ちゃんから受ける暴力は、私の心を壊してる。



病気のせいって、頭では理解していても・・・

どうしても心の奥では受け入れられてないんです。


頭ではわかってますし、大事な父ちゃんだから~

父ちゃんが笑顔でいられるように・・・

父ちゃんが健康でいられるように・・・


私のできることはしていきたいって思っています。


今も父ちゃんが笑ってくれると嬉しいし・・・

父ちゃんが私を頼りにしてくれているのもよくわかるから

明日も頑張ろうって思ってます。


でも、ありのままの今の父ちゃんを心から受け入れることは、きっとできてない。

それぐらい、日常的な暴力というのは、私にダメージを与えてるんだと思います。


私の甘えなのだと思います。

今の父ちゃんが、大きくなって、昔のやさしい父ちゃんの記憶が小さくなってしまうことが

悲しくって・・・・


認知症って、悲しい病気です。

認知症の人(今の父ちゃん)を受容すること。


難しいです。


まだまだ修行です。あせる