伝説の先生です。
今日は久しぶりに株式投資のアカデミックなことを書きます。
まず、概要を記載してからその解説をしていきます。
株式などのリスク資産の組み合わせによる最適ポートフォリオを構築する際、
個別銘柄固有のリスクは分散投資によって低減できるものの市場全体の連動リスク(システマティック・リスク)は排除できず、
現代ポートフォリオ理論(MPT)では投資家はこのリスクとリターンの効率的フロンティア上で、
無リスク資産を組み合わせて自身の効用に応じた最適ポートフォリオを形成し、
一方でCAPM(資本資産価格モデル)は全ての投資家が最適ポートフォリオとして
市場全体を時価総額比で保有する市場ポートフォリオを前提に
個別資産の期待収益率を無リスク利子率とβを用いた市場連動リスクに応じた
リスクプレミアムの合計として算出し、
これによりMPTの効率的フロンティア上で求められる最適ポートフォリオの概念と
個別資産評価の枠組みを統合して、投資家はリスク資産の分散効果と市場リスクに基づいた最適な資産配分をできると考えられている
と言った内容。
ぶっちゃけこんなこといきなり言われてもさっぱりわからんので、それぞれをいつもの伝え方で書きだすとこうなります。
・リターンは値上がり益と配当などの運用益
・リスク(標準偏差)は値幅がデカいか小さいかという事
リスクは個別銘柄の数が増えれば増えるほど減らせるのか?と言えば下限が存在する
6銘柄で46%程度、100銘柄で60%程度、500銘柄で61%程度削減できるとなっている。
オルカンは4000銘柄程度だからこれでも殆ど65%行けばいいんじゃない?ってところ
つまり、個別銘柄数が増えれば、増えるほど、1銘柄に掛ける額面も小さくなっていくためリスク(標準偏差)
値上がり益のブレ幅は動きがマイルドになるという事
・リスク資産はリターンとリスクがある資産
・無リスク資産はリターンしかない資産
・効率的フロンティアとは全部、リスク資産つまり株だけの話題で、様々な株をミックスした場合に最高のパフォーマンスを叩き出す株式への投資割合のこと
・最適ポートフォリオとは無リスク資産とリスク資産との組み合わせで投資家の主観で決めるもの
いつも語っている 株+国債+金を買え!というのは、この最適ポートフォリオの割合を語ること
オルカンは効率的フロンティアの1部分、オルカンの他にSP500やJPX150など様々な株式(個別であろうが、投資信託であろうが)投資家が持っているもの併せて丸ごと全部のリスクとリターンの最大公約数のところ
・Capm法は、単純に語ると、株式投資の方法で、オルカン、SP500、Topixと言った、市場全体を基本とするものに投資するパターンをベータと捉え
任天堂やソニーと言った個別株式の要素をαとして捉え個別株式のリターンが市場全体への感応度に準ずる期待リターンに、無リスク資産、債券(国債)のことの金利を足すもの
このように株式投資のリスクは、標準偏差とベータの2種類ある。
つまり、標準偏差は個別株特有のブレ幅の範囲を指すこと、
ベータは、市場全体のことで標準偏差のブレ幅の下限値のことを示すもの。
今日は、専門用語が多かったのでさっぱりの方もいらっしゃるとは思いますが、
内容的には後半で語っていることなので、理論を現実に落とすと腹落ちしやすいかと思います。
つまり、
オルカンは市場全体、効率的フロンティアですという話、
オルカンと個別買うとリスクの評価にCapm法を使う
資産運用では、株と国債のいい感じだなと思う割合を投資家が決める、ここが最適ポートフォリオの話
IDECOや新ニーサはこの効率的フロンティアやポートフォリオの話ではなくて、
どの制度を使うのか?と言った、アセットロケーションの話です。
具体例をあげると、
新ニーサでオルカンに1万円投資し、個人向け国債に1万円投資しました。
とすると、この場合の投資家の選択肢は
最適ポートフォリオ50:50で、新ニーサというアセットロケーションに1万円分の投資信託を購入、それは効率的フロンティアの銘柄を選択しました。
残りは、特別口座のアセットロケーションで個人向け国債1万円分を購入しました。
個別株を買ってないので、リスクの評価は、Capm法でなく、シャープレシオだけでの評価です。
という事になるのですよ。
まぁ、ここまで、言えれば大したものよ。
理屈は滅茶苦茶長ったらしいうんちくがあるけど、結局、現実やることはシンプルです。
新ニーサでオルカン買えば殆どの事はOKです。
ということです。結構、投資ってバカみたいでしょ!
