ウサギと一緒に、ちょっと会社買ってくる!伝説の先生のブログ

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気になったことを徒然なるままに書きます。


伝説の先生です。

今日は、いつもの資産形成や資産運用の中でも毛色の違ったアンティークコインの話をします。
とはいえ、ここ最近はちょくちょく話題にあげてきたかな。

このブログでは、株、国債、金を基本に投資しなさい。と伝えています。
新ニーサで投資だぁ、なんだかんだなら全世界インデックスのみ買ってください。それ以外は国債と現物の金塊買ってください。
以上

ここまでは定型文でした。
これを伝えておかなければ、どこで聞きかじったのかわからないような中途半端な知識で、適当なことを言っているユーチューバーのようになってしまうので毎度まともなことを伝えます。

さて、今回の話題アンティークコインの話ですが、つい先日
アンティークコインのオークションに参加しておりまして、競り落とそうと思いきや流石になかなか勝てない勝てない。
毎度悔しい思いを募らせながらオークションに参加していますけれど、
個人的な感想は後にして、折角の機会なので、アンティークコインの業界についてどういうものなのか?をざっくりとおさらいをしていきながら
最近の話題を記事にしましょう。

アンティークコインとは、100年以上前の硬貨です。
骨とう品の部類なので、真贋が必要になり、本物かどうかを鑑定する機関に真贋申し込みをして証明するといったマナーが主流です。
その鑑定機関が提供しているのがスラブというプラスチックケースでアンティークコインは小さなコインなのでそのスラブに入れておくことを基本とします。
第三者鑑定機関  有名所 PCGS、NGCの2社があり大体どちらかの名前がついていればいいでしょう。
と言ったところでしょうか。

このアンティークコインは骨とう品なので、
入手の仕方がかなり古典的でマニアックなやり方です。

 ・貨幣商から直接買う
 ・オークションで買う。
 ・持っている人を探し出して交渉して買う。
 
大体このルートです。

 ・貨幣商から直接買うというのはリアルでもネットでも結局一緒です。
あくまでも相手は、商売だからね。

欲しいコインの本体価格+3割程度のマージンくらいが良心的な金額でしょうか。

・オークションで買うのは、欲しいコインの本体価格 + 1.1割のマージンくらい

アンティークコインは美術品なので、セカンダリーマーケットがメインマーケットです。
だから、本来オークションで買うというのが正解で最初のルートです。
そのために、セカンダリーマーケットがあるのだから、貨幣商で直接買うのは高いのは、もう前述済みですよね。2割は違います。

購入者の目的にもよるけれど、アンティークコインは自分の代で売却するのであれば、
ちゃんと100年以上の前の硬貨だけ、イギリスのコインだけと限定した方がいいです。
それ以外沢山あるけれど、普通の業者ではない人だったら、持っていても資産になりません。
金地金が欲しいならそれでOKです。ただし、貨幣商のマージンは入っていますよ。
それなら、金地金を買えばいいのです。
私は、コレクションだから最近のモダンコイン買ってますけど、それはあくまで金の装飾品のコレクションとしてです。
エリザベス女王(2世)は全部モダンコインです。
亡くなる直前のだと後100年経たないとアンティークコインにはなりません。
エリザベス2世の在位直後位なら70年も女王やっているので、あなたが、生きている間位にはアンティークコインになってくれると思いますけどもね。

 

 



とにかく、コインのイベントだったので、貨幣商が集まってコインを販売していましたが、
雑銭を買う人、高額の物を買う人と様々おり、色んな人がいるものだと関心していました。

そこで、最近よく聞くのが、相続のためにアンティークコインが欲しいんだけど!
と、貨幣商に訪ねている客の多くなってきたこと。
まぁ、いいんですけどね。

私も、最近になってコインの世界をかじるようになって調べて調べてという途中だから気持ちはわからないでもない。
そこで、こういうイベントも時代によって客のよく言うセリフがあり、それを言っている人に限って自分で何買っているかわからず、カモにされている人なんですね。

その代表的なセリフが、”NGCかぁ、PCGSじゃないのね。”
アンティークコインを欲しがっている人間が、コイン欲しいのではなく鑑定機関の種類に難癖つけている客。
もう、存在がダメすぎですね、こういっている客はカモです。貨幣商ですら馬鹿にされているランクです。
あなたがアンティークコインを手に入れたいのなら近づかないようにしましょう。
だってそもそも、本人は、コイン投資するつもりでいてもコインを見てないで鑑定機関ばかりに依存する。

 

素直に考えてやっていることがおかしいだろ、それ!

ちゃんとコインを買いたいなら、鑑定の数字だけを見てスラブの中身のコインを見ないというのはおかしな話で、

自分が買おうとしているコインの中身を確認してその状態が本当に保てているか?のチェックをしないというのも問題だと思ってもいないのか?

ネットだけでオークションに参加しているチャラチャラ、デジタル投資家に多い間違いだってことに早く気がついた方がいい。手元に届いたものがどうなっていても知らんぞ。全く、、、

 

これは不動産投資と一緒で、自分が金出すんだろ?中身本当に一回も見ないで買うか、普通?

内見するだろ、常識的にさ。現物だよ!!!手に入れようとしているの?

 

実際にオークションに参加したことがない人は、自分で実際に絶対に下見へ行ってみることをお薦めします。

そしてスラブに入っている鑑定済みコインをしっかり確認してみてください。

実際に鑑定された数字と中に入っているコインの現状の状態の違いをしっかり確認してください。

それは裸コインをたくさん見て、他のコインを見て、スラブの鑑定された数字に違和感があるかどうか感覚をつかんでください。

ついでに、スラブの鑑定数はコインを鑑定に出した時の状態の数字という事を忘れないでください。

実際、鑑定された時代が古すぎて、今見たらそのコインの状態明らかに鑑定の数字と違うだろ!っていうものも

オークションには出ているんですよ。

確かにそれは、鑑定結果で出ているから嘘じゃないよ。

でも、コイン手に入れた本人が、本当にうれしいか?それ?

特に、銀貨が一番そういうのは顕著で、見ていられない状態にはなっているからね。方便だ、方便。

コイン商の言い分では、銀貨独特のトーンが気に入って!とか色々言い訳してくるけれど、やっぱり見ていて綺麗には感じないよ。好きな人はいるんだろうけども。ちなみに私は完全に嫌いです。

 

鑑定で状態の変化が激しくないのは絶対的に金貨のみだからね。

そのほかのコインは状態変化が激しいから、いくらスラブ入りの鑑定コインだからと言って、100%の信頼を置くのはやめましょう。

モダンコインや安いコインしか見たこと無い人が陥る罠だよ。

鑑定済みでも、品質で裸コインに劣るものは実在し、鑑定会社の歴史も3~40年位の歴史だから初期の鑑定品は経年劣化は考慮されていなかったり、鑑定レベルが低かったりするので、時代が進んでいるもので鑑定されているものの方が信頼は出来ます。

 

そのうえ、保存状態の経年劣化に、オークションのコイン出品者の責任なんて全く関係ないんだよ。

知ってろそれくらい。

そんなことだから、アメリカとヨーロッパのコインコレクターでは、スラブ入りの鑑定コインの考え方に違いが出ます。

入門者用としてはいいのよ。だけどね、現実、資産価値や、本物っていうものを考える上では自分で現物は見るべきものなのだよ。

よくよく考えてごらんなさい、

100年以上経年している、アンティークのコインと3~40年の経年劣化プラスチックケースのスラブ

どっちがすごいのよ?

コインイベントというのはそういう本当に高価なものを買う前に、コインの状態の目を養うために参加するのなら

良いイベントなのです。
それに、コインは100年以上の歴史を語ってなんぼの存在なので、歴史が語れないコレクターが投資家にはなれません。
存在することが、却下です、勉強しなおしましょう。

そして最近よく聞くのが、相続のためにアンティークコインが欲しいんだけど!
目的があるのは素晴らしいことですが、果たして貨幣商にその相談しても大丈夫ですかね?
相続のためなら、まず最初にやるのは、資産の整理と、相談相手は税理士やら会計士とかじゃね?
人が沢山いるコインイベントで貨幣商にそんな相談しても本当に対処してくれますかね?

貨幣商は商売だからある程度、良いものは見繕ってくれるけど、あくまで自分が売れるもので、最善策をピックアップしてくれるって所までだし、内容がプライベートすぎだろ。普通はマン・ツー・マンで、店に直接予約して相談します。その中でいいものが取り扱っているか?ポートフォリオに入れてよいかを考えること!
なのでまず、そんな相談している客には突っ込みどころ満載なので、スルーした方が良いと思います。

これは、どんなものでもそうですが、(代表的なものに美術品や、骨とう品、アンティークコイン、でかいダイアモンド)
自分の資産をそんな簡単に手に入れられるわけないだろ。
流通ルートが簡単に確保できているなら金融商品の投資信託でいいんだよ。
新ニーサで投資してりゃいいんだよ。

それ以外の資産分散をどっかで聞きかじったくらいでしゃしゃり出てくんじゃねぇんだわ。
ぶっちゃけ難しいんだよ。アンティークコインの選別はよ。
簡単じゃねぇし、投資資金最初から準備できないやつは参入出来ねぇんだって!!!
だから誰でも買える、田中貴金属の”金地金”でいいんだよ。

1オンスずつ渡すとかなら、相続簡単に出来っからさ。

相続税と生前贈与税でかかってくる税金違うんだからさ。

アンティークコインの購入のお作法は、

  1:自分の投資できる余裕資金を作り出す。(単位:100万*5個)
  2:オークションで買うものを探す。
  3:本の貨幣カタログで市場価格を調べておく
  4:ヘリテージオークションの

過去の売買履歴を追う
  5:PCGS,NGCの鑑定ランクの枚数を確認する
  6:買えるかどうか手持ち資金の負担額のリミットを考える
  7:何年で売るのか、最初から決める。
  
と言った、最初からの投資プランが大事なんだよ。
これもアセットアロケーション戦略と一緒。
それに加えて、貨幣商、会計士、税理士と手を組んでいるならまだやりやすいけどね。
つまり、投資資金に贈与税が問題になりそうな、年間100万以上の物として相続してしまうと厄介になるって理解してからやってね。
加えて、自分が青色申告の立場なのか、白色申告の立場なのかによって税優遇枠違うから、
だから、にわかの、なんちゃって投資家気取りの奴は嫌いなんだよ。

やり方は簡単なんだよ。アンティークコイン投資ってのはさ、ただ、買って持ってりゃ相続対策になるんだけどさ。
相続人の立場とか、自分の立場を考えて行動しろってのよ。

投資商材にばっかり目が行っているから総合計の事が頭に入ってないんだよ。

まぁ、コインイベントというのは、そういうのばかりが、客層だからですな。
オークション行け!そっちの方が、貨幣商のプロが買っているんだから、
貨幣商のプロの感覚で仕入れ値これくらいってわかればそれ以上の金額では買わないだろ。

ちゃんとした投資家になりたいんだったら、ちゃんと貨幣商の買い方をまねして覚えるんだよ。

市場感をつかむことをするの!

 

普通に考えて年間10回くらいオークションに参加しても、自分の予算と欲しいコインとの調節と、競り落とせるかどうか?は年に1回あるかどうか位だよ。実際にさ。

そうすりゃ、大体オークションに参加してくる面子がわかってくるから、その場の話題についていけるんだよ。

それができてから1個立派なの買い付けしてもOK位だよ。

資産形成ってのはそれだけ慎重に行動する方がいいんだよ。

だから、金に糸目を付けねば、アドバイザーつけてオークションに挑戦した方がいいんだよ。
金持ちが、有利なのは最初からわかるだろ。

金持ってないやつが、適当な知識で挑戦しようとするから負けるんだ。


売却時に貨幣商だって仕入れ値よりも安い値付けをして下取りするんだよ。
オークションで売っても、委託で売っても負けるような品は良くないものなんだよ。
全部、只の雑銭。資産保全とか言っている場合じゃないの。
資産保全しても、相続やら考えたら税金とられるの。

それでもほしいなら、全部、まるっと考えてから買え。
それが、難しいと思うなら田中貴金属行け!
それだけだ。


アンティークコイン投資は個別株を買い付ける位の難易度だよ。

ちゃんとポートフォリオをケアし続けないといけない投資です。