前回の続きです。
なんで、強いマッサージで筋肉が硬くなるのかと言いますと、マッサージされる瞬間に筋肉に力が入っているからなんです。
強いマッサージの好きな人は、強いマッサージを受けて気持ち良いと感じていることは裏腹に、体(筋肉)は強い刺激から身を守ろうと頑張って力を入れているんです。
筋肉をほぐしてもらっているのに筋肉が硬くなるというも滑稽な話なのですが、これも、脳がまんまと騙されているからなんです。
脳から分泌されるドーパミンというホルモンがありますが、これは、興奮した時に分泌されるホルモンで、強いマッサージを受けることで筋肉が刺激されて脳が興奮してドーパミンがドパドパと出ているからだと考えられます。
ドーパミンはやる気を出すために必要なホルモンですが、多くなりすぎるとアルコールなどの依存症や統合失調症などになったりするとも言われています。
マッサージ依存という言葉は聞いたことはありませんが、強い刺激を過度の要求するところなどは依存症のようなものです。
体にとっては迷惑以外の何物でもありません。
脳は騙されても体は正直者で、強刺激から体を守ろうと筋肉を固めます。
このようなことを続けると、体が強刺激を記憶して常に筋肉を緊張させてしまいます。
そうなると、体の歪みが強くなり、筋肉が伸縮しなくなるために血行が悪くなります。
血行が悪くなると、体の組織の再生がうまくできなくなるので筋肉がさらに硬くなると考えられます。
今まで、強モミが好きな人も見てきましが、中には、筋肉が骨のように硬くなっている人もいました。
そして、強モミの好きな人は、体に対する感性が恐ろしいほど鈍くなっています。
鈍いから、筋肉の緊張に気が付かずに気持ちいいと感じるのでしょうが・・・。
マッサージに行っても肩こりが改善されないのは、マッサージに通い詰めているからです。