「~を食べると体に良い」などとテレビなどでよく耳にします。
健康に気を使う人は、食べ物にとても気を使っていると思います。 ですが、体に良い食べ物をさえ摂っていれば健康になるという訳でもなさそうです。
例えば、家を建てる時、良い材料をそろえたとしても、大工さんがいなければ、家を建てることができません。
人の身体も同じで、体に良い食材をそろえて食べたとしても消化して吸収する力と、食べ物を再合成する力して傷んだ組織を再生させる力がなければ健康にはなりません。
そのために、一番に考えなければならないことが「内臓の働き」なんです。
内臓の働きを良くするために、まず必要なことが、自律神経のバランスを整えることです。
自律神経には、脳・神経・筋肉が使われる時に働く交感神経と、内臓や生命活動の働きを司る副交感神経とがあります。
食べ物を消化・吸収・再合成をするためには、内臓の働きを司る副交感神経の働きを活発にする必要があります。
そして、副交感神経を活発に働かせるためには、交感神経の働きを抑える必要があります。
しかし、現代社会はストレス社会と呼ばれ、交感神経が働きやすい環境下にあります。
その上、食べ物の情報が氾濫しています。
何を摂ればいいのか?逆に、何を摂ってはいけないのか?情報が多すぎて踊らされてしまいがちです。
もちろん、食べ物に対する情報はとても大切です。
ですが、体に良いからといって、おいしく感じないものをがんばって食べ続けているとストレスになり、交感神経を強く働らかせてしまい、肝腎の内臓の働きを落としてしまいます。
「おいしい!」と感じなければ消化・吸収されにくく、身にならないんです。
ですが、体に悪い物ほど「おいしい!」と感じるということも無視できません。
なので、食に対する情報が大切なのですが、体を悪くしてまでも欲り続けるのは体に問題があると思うんです。
本当に体に必要な物でしたら、必要な量がそろえば欲しくなくなるものです。
このように、本来、人には必要な食べ物を見分ける力があると思うのですが、そのセンサーがうまく働かなっていることが過度な健康志向や依存的な食生活を引き起こしている背景なのではないかと思うんです。
体に良いからといって我慢して食べて美味しいと感じますか?
「体に良い」と言われているものが、あなたの身体のとって必要なものなのでしょうか?
本当に体にとって必要なものは、体の芯から「美味しい」と感じるものです。
もし体の芯から「美味しい」と感じないとしたら、体の歪みが強くなっているのかもしれません。
体の歪みが強くなると内臓に負担をかけてしまい、食べ物を消化したり吸収したりする働きが悪くなります。
このことで、食べ物を取り入れるセンサーがうまく機能せず、体の訴えとは違う栄養を欲しがってしまうのかもしれません。
体のバランスを整えれば、内臓の働きも良くなり、体の声を素直に聴くことが出来るようになります。
体の芯から「美味しい」と感じるものを食べる!
このことが、なによりも大切なことだと思うのです。
大田式調整動作では、本来備わっている体のセンサーを機能させる体作りのお手伝いをしております。
大田式調整動作ホームページ