超ミニ盆栽は 作ったら 育てる作業へ移ります。


真夏の太陽にも負けず  真冬の空っ風にも負けず

   1年後   2年後  10年後 立派な盆栽にしてください。



       


元気に育てると 盆栽は大きくなります。 大きくなると

超ミニ盆栽ではなくなってしまうので 小さく管理する技術が

必要になります。





↑サンザシの超ミニ盆栽  挿し木5年生

足元はひとつです。 写真では見えませんが脇芽が
出てきたので3幹に仕立てるつもりです。

昨年は実がついたので 今年も実がつくかもしれません。




盆栽の技術はいろいろあるので
季節ごと 樹種ごと 成長の度合いなどをみて
適切な手入れが 求められます。



剪定・・・・・・・伸びすぎた枝先を切って止めます。
超ミニ盆栽ではひと芽(葉)残して切ります。


切り戻し(切り替え)・・・・・・幹を短い枝に切り替えて
背を低くするなど 大幅な剪定のことです。


葉刈り・・・・・葉切り・・・・・片葉切り 
モミジ カエデなどの成長を抑制して 枝数を
増やすテクニックです。



芽摘み・・・・芽切り・・・・芽欠き・・・・葉抜き
黒松の1年間の手入れです。



これらの技術は 本やネットで知ることはできますが
知識だけでは役に立ちません。
自分でやってみて その結果を確認して はじめて
身に付いた技術になります。

やってみることが楽しいのでチャレンジしましょう。






↑ 左クチナシ(挿し木5年生)  右ツルマサキ(挿し木8年くらい)

ツルマサキはマキマキ盆栽になっています。




超ミニ盆栽と言えども 3年目の盆栽と5年目の盆栽は
あきらかに 古さの違いが判ります。

10年育てた盆栽には10年分の価値があるので
枯らさないように 愛情を降り注いで育てて
下さい。



枯らさないことが 最強の技術だと思います。



そして枯らさないためには できるだけ回数多く
盆栽を見ることです。
雨の日に傘をさしてまで盆栽を眺めるようになると
盆栽は枯れなくなります。