唐カエデの葉刈り


トウカエデとヤマモミジとはやり方が違っていたり


トウカエデでも大きい盆栽20センチクラスの小品盆栽と

10センチクラス 3センチクラスでは違っていたり


苗木段階の盆栽と出来上がった盆栽では違っていたり


だいたいが 人によってやり方が違っているので

どれが正解なのかは よくわかりません。


数日前にブログに登場したトウカエデの葉刈りを

行ないましたので紹介します。



このトウカエデは取り木後20年くらいたっており
ほぼ完成の段階です。

春に新芽が出た時に1節残しで 新芽をつみます。
出来るだけ枝が伸びきらないうちに 芽を
かきわけるようにして ピンセットで 毎日芽摘みを
しました。

その後葉が開いて 葉が硬くしっかりしてきたら
1回目の葉刈りを行いました。 主に片葉切りで
残した葉が大き過ぎる場合は 葉を半分に葉切りします。

それから葉が茂ってきて 葉が重なり合って
下になった懐枝の葉が隠れてしまいます。
それが一番上の写真です。



2回目の葉刈りをしたのが上の写真です。

2回目からは 面倒なのでハサミは使用せず 指先で
つまんでむしりとります。
外周部の枝先の葉はぜんぶとって 芽先は止めます。

懐部分の葉は残してありますが多い部分は片葉切り
しています。

肥料籠は取り除いて写真を写していますが
植え替え後1ヶ月に肥料籠2個を置いていました。
肥料はスカスカになっているので 今回入れ替えて
おきます。

多分3回目の葉刈りも同じように行います。
枝先は切らないで 伸ばしたままにし
太らせないように葉は全てとっておきます。
必要なら葉刈りしたとき針金を掛けます。

枝の剪定は  落葉後にまとめて行います。



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下のトウカエデは 弱って枝枯れが多かったので
素焼き鉢で養生中です。

この木は枝数を増やしたい。
また 優しい緩やかな枝にしたいので
芽切はしないで 芽先を伸ばして 太らせないように
葉を全てとっています。

懐部分の枝が伸びだして来たら 同じように
葉をとって ある程度伸ばしてから先を止めます。

枝は極力使うようにして 空間へ針金で誘導して
枝の切り取りはしないようにします。

また葉が繁ってくると 葉刈りを行いますが
その時に針金を掛けて 枝を密に配置しますが
剪定して木姿を整えるのは 落葉後になります。



私には暇が余るほどあるので 毎日の芽摘みや
葉刈り後の針金掛けが出来ますが 仕事のある方や
商売の方は そんなに時間をかけられないので
ハサミ作りで刈り込みながら作っていくことになります。


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