気になって…いや、気になるどころか、

目の前に。

 

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東京で開催の世界バドミントン2022と大阪でのジャパンオープン2022の両方を観戦することができましたが、どちらも同じような状態……それは…。




気になること!!!!!
その1
◆観客のカメラによるフラッシュや補助ライト問題!(~_~メ)

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この記事は、バドミントン観戦そのものの感想です。
試合の感想ではなくて…です。
そして、ほとんど似たような話…(ーー;)
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ほんっとに、どうにかならないの?って思いました。

会場のあちこちでフラッシュや補助ライトがピカピカ出まくり。
何十分も続いてましたし、呆れて、そこの席まで注意しに行こうかと思うほど。ずっと気づかないものなんですよね、本人も近くの人も。
でも観客がうろうろ注意しに行ったら、それはそれで、他の観客の邪魔になる。だからそういうわけにもいかないし。
早くスタッフが注意しに行って欲しかった。

実際に、ジャパンオープンでは、準決勝の日はフロア席で全面的に撮影禁止が断行されたり、
決勝戦の日では、ワタガシペアの渡辺選手が試合中に審判に言った場面もありました。その時には、スタッフが何箇所か注意しに行ったんですけど、あちこちに出ていて、なかなか、おさまらなかったですね。
結局、一日中最後まで続きました。誰かのフラッシュが出なくなったら、また他の人がし始めるということの繰り返しでしたね。
試合中の選手達もライトのピカピカは気になるのと同じで、試合を観戦している観客にとっても、視界に入ってきます。
試合を見ていても瞬く光が気になって、そっちばっかり見てしまい、試合観戦に集中できなかったです。だいぶ気持ちが削がれました。
いったい何を見に行ったのか?┐(´д`)┌ヤレヤレという気分です

ちなみに。
◆自分でできるカメラのチェック方法
(自宅であらかじめ試しておきましょう。
当日慌てないように前もって、設定を変更しておきましょう。)
カメラを起動させて、カバンなどの暗くなる物の中に入れてシャッターボタンを押してみます。
そこで光れば、補助ライトかフラッシュが出ているのが、分かりやすいです。

◆この問題を解決する方法ですが、
まず、大会運営側ができることとしては、
会場で開始前に、いわゆる「前説」的な時間を作って、
拍手の練習とか、カメラのフラッシュを一緒に確認しましょうとかを、してもらってはどうでしょうか。
お話上手な方にMCを頼んで、確認方法をスクリーンに映し出してもらうと、よりわかりやすいと思います。


で、
さらにいっそのこと、と思うのですが。
スマホやカメラの各メーカーやにお願いしたいですが、カメラ機能の初期設定は、フラッシュなしにしてもらえませんか?
そしたらこういう時に、急にカメラを使う人がフラッシュを消し忘れてるって事が
だいぶ減るんじゃないでしょうか。
ご検討よろしくお願いします。m(_ _)m

技術は日進月歩で、最新のスマホだと補助ライトやフラッシュを使わずに、AIが画像補整してくれる物もあるでしょうし。
このフラッシュ無くしてくれ問題は、カメラ機能の進歩を待つのが早いのかもしれません。

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ぜひ言いたいこと、その2!

◆観客のカメラと選手たちの気持ちの問題!
フロア席、つまり選手たちの試合コートと同じ階で設置された座席では、
試合中の撮影は禁止されていました。
しかし、たくさんの方が撮影していました。
試合中の撮影禁止について本来の目的は、著作権の問題・肖像権の問題もあるんでしょうけど、
一番の問題は、やはり選手たちの視界に入って競技の邪魔になってしまうことではないかと思います。
視界に入るところでカメラが待ち構えてるというだけで、選手たちには圧迫感を感じるんでしょうね。フロア席の高さは選手たちの目線の高さと近くて、シャトルを捉えるのに最も重要な視界領域にかぶる。ここに見たくないものが見えると試合の妨げにつながりかねない。
また、スマホはフラッシュなどの強い光を出さなくても、 カメラ周りのガラスや何かが周囲の光を反射させてチラチラピカピカしがち。そんな、些細なことが選手たちの研ぎ澄ませた神経にはひっかかって、邪魔になってしまうのではないかと。
そのためにも、フロア座席での試合中の撮影は禁止されてるのだと思います。


ここで、おすすめしたいのですが。
◆バドミントンの大会で座席を選ぶなら、
撮影目的なら撮影自由かどうかで座席を選ぶという考え方。
これを基準にするのもありだと思います。
もし撮影を優先したいなら、
2階席3階席などの撮影が許可されてる座席を取るべきですね。最近のカメラは技術が進歩していて多少の距離があってもよく撮影できるはずです。
また、フロア席の欠点は、至近距離で一見良さそうですが、バックラインも選手の足元も見えない席もあります。つまり試合の一部が席から見えないということになります。
それと、座席がめちゃ硬くて苦痛なことが多いのが強烈な短所。長時間ばかりのバドミントン観戦後にはかなりの疲労感がありますが、フロア席だとその疲労感も数倍になりかねない。試合スケジュールの最後の方は空席が目立つというのは仕方ないことなのです。
試合内容をしっかり見たいのであれば、その2つの理由からも、2・3階席がより良いという考え方もあります。


また、
◆大会運営側の大失敗だと思うこと。
会場での撮影に関する注意事項の書き方について。
公式ホームページの一行目に、「動画撮影は15秒以内」という言葉が。これは勘違いします。
短い文章でうまく説明されてるのですが、その続きも読ませないと、です。
書くならば、「動画撮影は、個人利用目的で15秒以内(○○の座席は試合中の撮影不可)」と続けて書いてないと見落とされます。
また今後は、座席の名前として表示してしまうというのはどうでしょうか?
例えば、「1階S席(試合中撮影禁止) ○列○番」みたいに。
この席では禁止だというのが分かりやすいです。
ここまでしなければ伝わらないというのも、非常に嘆かわしいことですけどね。

↓実際の公式ページの説明書き


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また今回、これまでになく観客も全世界から集まりました。それに対応できている大会だったのか?ということが気になりました。
世界バトミントンという全世界からより強く注目される大会が東京で行われ、あの会場には全世界から超一流のバドミントンの選手たちが集まり、
それを目当てに全世界からバトミントンファンが大量に観客として訪れていました。
しかし、会場での注意アナウンスは日本語と英語で行われたのがほとんど。あちこちにあった張り紙も日本語と英語ばかり。
やはりそれだけでは不十分で、中国語や韓国語、それ以外の言語ももしかしたら必要だったのではと感じました。
実際、世界バドミントンの会場では中国語のアナウンスが入った途端、観客の行動がかなり変わったこともありました。
ジャパンオープンだったか、会場のスクリーン映った注意事項にも、中国語と韓国語を加えられて、やはり多言語が必要だと思いました。


↓実際のスクリーンでの注意喚起。日本語中心で、しかもステージライトが邪魔してる。


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ここまで読んでくださった方に、
実体験の話を2つ。
まず、今回の世界バドミントン2022の会場で。
2列目の席の人が試合中に撮影。コート後ろのフロアシートなので、試合中は撮影不可です。しかも空いてる座席を勝手に移動。
延々と続けるので、思い切って声をかけて注意しました。
返答は片言の日本語。たぶん個人使用だから大丈夫、とか返事したようです。
言葉が通じない時点で、それ以上制止しようがないなと諦めました。
でも。
だいぶ後で後悔しました。
なぜかといえば…
別の場所から会場を撮影しようとして気づきました。その子の後ろ一体で小さい光がたくさんあるのが見えました。
たぶん、やめなかった撮影者が一人いた事で、その姿を見ていた後ろの人たちがたくさん真似して、その一体が試合中もカメラだらけになっていたと思われます。
恐らくスマホの端などが光っていたのでしょう。一つ一つの反射は小さいのですが、その辺り全体で口々に騒ぐみたいにチラチラと光っていました。
それに気付いたとき、一人をやめさせられなかったことが、こんなふうに多数へ増えるのかと愕然としました。
しかし。
気づいたことは、もう一つありました。


それは、次週のジャパンオープン2022でのこと。
準決勝では、ある時間頃、フロアシートは一切合切、撮影禁止になりました。試合中かどうかに関係なくです。多くのスタッフが、まるで厳戒態勢かのように座席のすぐそばにいて監視されました。そのため、本来撮影できたはずの時間帯も何も残すことは出来ませんでした。
そこまでするなんて、なんてこと!正直言って憤慨しました。事前に聞いていた説明とは全く違うし、それも急に監視が始まったので、騒然とした雰囲気になりました。その状態は長時間続いてしまったので、ずっとお預けを食らい、とてもがっかりしました。
しかし。
やはりカメラにライトが点いてる人が見つかりました。しかもすぐ後ろの席だったのに。撮影してることも気づかなければ、さらにはライトが光っていた事も、ごくごく傍の人でも気づきませんでした。
スタッフの人が光った途端に指差してライトが出ていますと注意しました。やめさせたくても、いわば現行犯的に指摘しないとやめてもらいにくい、そのために至近距離で監視するかのような臨監態勢になっていたのだと分かりました。それでやっとその人もカメラをどうにかしてくれたようです。
その後、スタッフは近くから居なくなり、試合中以外なら撮影できる雰囲気に。
でも時既に遅し。ちょうどその厳戒態勢が消えたのは、茜ちゃんやワタガシペアが会場から去った後。その間は撮影が全くできずじまい。その日は、一番撮りたかった場面を大して残すことができず、とても残念でした。


翌日の決勝の日。
またも試合中にフロアシートで撮影しようとする人を近くで見つけてしまいました。
今回は後悔したくないと思い、かなりドキドキしながらも勇気を振り絞って声かけて注意して、やめてもらえました。
その方もしたいことを制止されて嫌な思いをしたでしょうけど、こっちもぜったい後悔したくなかった。


その両日、嬉しいことに、こちらの座席帯に選手がだいぶ近くに来てくれて、タオルを投げてくれました。なぜか2回とも近くへ投げられたので、一瞬、自分に投げてくれたような気が。
その時の、一番嬉しそうな姿を見れたこと!それだけでもとてもとても嬉しいものです!
しかもそんなことが2日も続いた!
なんという嬉しさ! 
(まっ、もらうに相応しい方が貰えばいいのです。しがない中年の身には、もらえた気分だけで十分です…いや、かなり欲しかったですけどね。(;^ω^)それはそうと…)


そこで思い出したのは、先週の世界バドミントンの大会での印象。
連日ともに、こちらの座席一帯には、どの選手もいーっさい見向きもしてくれませんでした。ほんとに悲しくなるくらい、全無視を食らいました。
それと比べたら、ジャパンオープンでは、他へ行かずに、こちらにばかり来てくれて感激の嵐。こんなにも全く違う反応。2つの違いに首を傾げるほどでした。


でも、そこで思ったのです。
あくまで推測ですが、その違いを生んだのは、カメラの多さではないだろうかと。
いっぱいカメラが向けられてる座席には、選手たちはそっぽを向いて素通りされたのだろうと。
そして、カメラを置いて全力で応援してくれた観客たちには、選手たちはその応援に応えてくれたのかなと。
確かにこの2日間は、すぐ近くでとてもとても熱心に応援する人がいました。だから選手たちもその応援に応えようと思ってくれたのではないか? そんな気がするのです。


さて。
いったい、どちらがいいですか?
選手達からそっぽを向かれるのと、
最高に嬉しい気持ちを選手たちと共有できるのと。