うーん、モヤ~っとしたなぁ。

 


 

 

AIがビッグデータから、大胆な提言を導き出すという番組。

意外なデータの取り合わせが出てきて、唖然!?

・・・としつつも、

それってどういう意味?と考えさせられるところが、

なんとも面白いのだけど。。。

 

 

 

やっぱり、モヤ~っとするわ。

 

たとえば、

蛇口閉めない人が仕事に満足してるって話。

他にも例が上がってたけれど、

それらを一口に言えば、

仕事には手を抜かないけれど、普段の生活は適当な人、

そういう人が仕事に満足しやすいって話では?

逆に言えば、仕事に満足する人は、

自分をそういう状況に置ける人ということでは?

独身で自分のことだけに集中できる人とか、

周りからとやかく言われたり邪魔されずに、

仕事のことだけに四六時中没頭できる人とか。

もしくは、

普段から、そういう性格の人ということでは?

それはつまり、自分のスタイルに深い拘りを持たない人。

そういう人なら、今の自分にも今の仕事にも満足しやすい。

それだけのことなのでは?

 

導きたい状態に対して、データがマッチしたというよりも、

そういう考えをしそうな人が選びそうな返答、

それだけのような?

 

長時間働けば、集中して仕事効率が上がるという話も、

後から考えれば、なるようになってるだけでは?

今日は、長時間働く予定を立てていて、

たくさん仕事をこなす予定が、元からあった。

ただ、それだけのことでは?

午前中に会議とか、短時間の会議とかも、

そりゃ、用事が先に済ませてあれば、

そのあとは動かずにじっと、仕事に集中できるでしょ。

 

道の駅へ行くという話も、誰かが言ってた通り、

そういう時間がある人が仕事にも充実感が得られるし、

特に、海外旅行のような、ものすごく遠出でもない、

でも、手近だけどそこそこの異空間へ行けるというのが、

道の駅だったんじゃないかな。

そんな感じで、

今回の提言、切り口が残念だったような気がする。

 

 

もう一つ、あれれ?と思ったこと。

仕事の生産効率が他国に比べて悪いって話。

それって、尺度を変えれば、全然話が変わってくるし、

そもそも、日本の生産性は、ものすごく高いはず。

でなければ、人口の数も国土の広さも少ないのに、

貿易不均衡だなんだと、他国が脅威に感じたりしないはず。

 

生産効率の比較を正確に行いたいのなら、

生産効率を同じ通貨に換算して比較するのは、おかしい。

それだと、

その国の通貨の為替レートで大きく変動してしまうし、

円高になっていれば、日本の金額が下がってしまうだけ。

他の国も同じ事が起こる。

 

生産効率の各国比較を正しくするには、

労働の価値を図るため、

尺度となる比較対照を、それぞれ自国内で設ける必要があるのでは?

たとえば、その国ごとで、

何かを買う金額と、同じ金額になる労働時間量を比較するとか。

その国の中で尺度を作って、各国の生産性を比較しないと、

通貨の変動を受けないような、

同じ目線で比較したことにならない。

同じように、

時間給が上がったとしても、もし物価が上がれば、

本当に、賃金が上がったとは言えない。

 

 

世の中には、GDPやら、いろんな数字があるが、

この考え方で行くと、

各国で比較しても、全く結果が違ってくることになるかも。。。

 

本当に労働改革をっていうのならば、

まず、その比較の仕方から、

改革しないといけないような。。。

 

 

あと。

今回の番組、提言の数が少なかったなぁ。

もっと、いっぱい聞けるのを期待してたのになぁ。

いっそのこと、私にデータの切り口、決めさせてほしいわ(゜д゜;)