意外と毎回見ている番組、プレバト。
このプレバトの査定に少し思うことを。。。
ちょっと前の話だが。
俳句や生け花、料理などを芸能人たちが競い合う番組。
特に、梅沢冨美男さんやフジワラのフジモンさんたちが、
俳句で夏井先生に査定されては一喜一憂している。
……それもおもしろいが、さておいて。
少し前の回だが、
消しゴムはんこに挑戦の企画で、ちょっと気になったこと。
千原ジュニアさんの作品が特待生に選ばれているだけあって、
ものすごかった。
査定されていた先生からも、
「消しゴムハンカ―たちから期待されてる」という一言があるほど。
消しゴムハンカ―って初めて聞いたけど。。。
彫刻刀メーカーからも彫刻刀の提供申し出があったほどらしい。
千原ジュニア本人曰く、
「ジャックナイフあらため、彫刻刀です」だって。笑えた。
まぁ、その話も横に置いといて。
気になったのは、査定そのもののこと。
それぞれが作った作品は、2種類に分けられると思った。
一つは、具体的な物を描いた絵。
もう一つは、幾何学模様のような抽象的なものを描いた絵。
そのうち、高得点を得たのは、具体的な絵の方だった。
この査定結果を見て、
絵を描く前にどんな説明がされていたのかな?
ということが気になった。
どんな作品を作ってほしいのかと、
事前説明があったら、この査定結果は変わっていたかもと。
実際、以前の査定内容を実際に見ていた、
とろサーモンの人は、高得点で評価されていて、
それはどんなものを描くべきか知っていたせいではないか。
幾何学模様ではなく、具体的な物の絵にしてくださいと、
説明が必要なのではないだろうか。
また、使われた用紙がちょうどはがきサイズだったのも、
それぞれの明暗を分けている気がする。
抽象画を描いた人は、実は
便箋を作るような気持ちではがきサイズの作品を仕上げたのではないか。
はがきサイズの用紙を、文字通り葉書として使うものだと解釈して、
あとあと手紙として使えるように、文字を上から書けるような絵にした。
結局出来上がったものは、模様だけが描かれた便箋。
消しゴムハンコでの完成品は、そんな作品になった人もいた。
もし、出来上がった作品を便箋のつもりで評価したなら、
今回低評価だった作品も、十分にいいデザインだったと思う。
水彩画の査定でも、気になる時が多い。
漫画家の蛭子能収さんが最下位になったことがある。
景色の描写などが正確ではなかったため点数が低かった。
しかし、味がある絵だという評価もついていた。
味がある絵はイラストとしては評価されても、
この水彩画では評価されないということになる。
求められることが違ったため、高評価にはならなかったのだ。
何を基準にするかで良いか悪いかが変わってくることはよくある。
この番組は細かなところまで突き詰めるのは目的外かもしれないが、
どんな作品を目指してほしいのか、
もうちょっと事前の説明をしてあげてはどうかなと思うのは、
余計なお世話だろうか。