あっという間の1時間でした。
火曜ドラマ『監獄のお姫さま』|TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/pripri-TBS/
さすがですわ、クドカンワールド。
最後、全部がピタッとひとまとまりになったね。
あちこちに散らばってた話の伏線が、
最後の1話にぎゅぎゅぎゅーっと集まったね。
これまでの流れをずっと見てたら、
最後の話で、驚嘆が倍増するという仕組みだね。
ちび社長、覚えてましたね。
そこでつながってたんだぁ。
プリンスのたどたどしい日本語、
そこにもヒントがあったんだよね。
何回も映ってた爆笑姫の映像、
それも大ヒント!
途中から気づいてはいたけど、
メンバーの取り合わせ、うまくできてたね。
何人かが先に出所してたり再会したり、
外国語ができる人がいたり、
有名人とお金持ちと、ついでに犯罪歴のない元看守。
検事まで必要かと思ったけど、
検事の沖縄捜査、
無駄にならなかったし、よかったわ。
なるほど、役立ってくれました。
誘拐事件の成功もそうだけど、
失敗も、そのあとのリカバーも、
彼女たちだから、できちゃったわけ、だね。
殺人事件の犯行が本人によるもののところ、
可能性は見えてた。
想像だともっと単純なことをイメージしてたけど、
吾郎のこだわりある犯行だったね。
よく考えると、
この、吾郎のこだわりが、大きなキーポイント。
これまでも、側室が子供を産むとかいう言葉もあったし、
今回も、お前はいけにえだと言い放つシーンが。
この吾郎さん、イケメンだから、
女性たちに王子様扱いされてて、
子どものときから、ちび社長で王子様的存在。
で、その後、屈辱を味わった彼は、
つまり、王様になりたかったんだよね。
自分が王様になって、
周りの女たちをはべらせて、
自分の思うままに会社のトップでいたかった。
でもでも。
そのやり方が、暴君が過ぎた。
本当のお姫さまは、やっぱり社長令嬢。
そして、その子供が、本当の将来の社長。
このドラマのタイトルが「監獄のお姫さま」だけど、
このドラマの続きは、
「監獄の王様になりそこなったやつ」ですか。
お姫さま 対 王様になりたかった男。
それが、このドラマの裏テーマってところなのかな。
小さな息子に、お姫さまって呼んでもらうところ、
あぁ、なんかちょっと泣けた。
みんなが誰かのお姫さま。。。
こういういコメディドラマもいいよねぇ。
小泉今日子さんをはじめ、みんな生き生き演じてて。
きっと嫌いじゃないんだろうな、演じてるほうも。
見てるほうは、
笑わせてもらって、泣かせてもらって。
ほんとう、おもしろかった。
この出演者たちが、他でまた出演されてるのを見かけたら、
いい意味で、きっとこのドラマを思い出すだろうなぁ。
昔の味と今の味を両方味わえそうじゃない?
とにかくとにかく、
さらにクドカンのドラマが見たくなった。
今後が楽しみです。