久しぶりのブログになってしまいました滝汗

今、私はターミナルの方を3人担当させていただいています真顔
それぞれの生き方、家族との絆、思いがそれぞれ違うけれど、そこには確実に生きた証があります

ある方は、声帯を全摘しているので声が出ません
いつも筆談
今は、口や鼻から出血し、痛みもある

『痛みを取ってくれ  楽に死にたい』

言葉で言われるより、文字に書かれると、こんなに重いのかと言葉を失いました

「確かに生き地獄だね」
そう声かけすると、静かに頷きました

『俺は一人で死ぬのか 誰かいてくれないのか』
日中独居になってしまうので、不安で不安で怖いのでしょう

「大丈夫 絶対一人で逝かせない そのために私達がいるんだから」

頷いたその目には、うっすら涙が浮かんでいました

明らかに、死が目前に迫っている
どれだけ怖いことだろう
どれだけ寂しいことだろう
想像もつかない

でも、私達に出きることは、ひとつでも願いを叶えること

痛みを取り
出血を止め
自宅で最期を見守られながら迎える

私達介護、医療従事者にしか出来ない事がそこにある

明日迎えるかも知れない最期を、せめて悔いを残さず楽に逝かせて差し上げる

そのために私はまた明日を迎える