先日は福岡市城南区より当店に持ち込み査定で古い木彫の仏像や壺、掛軸、茶道具を買取させて頂きました。 この仏像は中国の清時代の物で虫食いや欠けなども沢山ありましたが 貴重な資料として高価買取させて頂きました。ありがとうございました。 インドで成立した仏教が、中国に伝来した時期については、文献上では前漢の哀帝の紀元前2年に大月氏国の使者が伝えたのが最初とされます。そして最初の信者となったのが後漢の明帝(在位57年~75年)の異母弟楚王英であり、皇帝としての最初の信者は後漢の桓帝(在位147~167年)でした。後漢での仏教は道教の仙人である黄帝と一緒に仏陀が祀られており、不老長寿の霊力のあるものとして信じられます。仏教は現世的な功利を目的とする信仰の形で後漢の社会に受け入れられたのでした。そして『西遊記』のモチーフにもなった玄奘(げんじょう)(602-664年)は、仏教教学を研究中、特に唯識学をインドの原典にもとづいて研究せんとの志を立て、 629年からインドへの求法の旅へと出かけます。そして、中インドのナーランダー僧院において唯識学を学んだ後、経典を持ち帰り(645年)、朝廷の庇護の下に原典に忠実に翻訳し、 新しい仏教思想を世に伝えたことで、諸宗・諸学派の研究もすすみ、中国仏教の最盛期ともいえる時代が訪れます。 なお、玄奘以外の中国仏教の翻訳者たちが翻訳した経典の総量が469部1222巻であるのに対し、玄奘はひとりで76部1347巻を翻訳しました。 また、彼の旅行記『大唐西域記(だいとうさいいきき)』は、7世紀前半の中央アジアやインドの地理・風俗・文化・宗教などを知る上で貴重な文献です。 この時代には、法相宗(ほっそうしゅう)の基(き)(632-682年)、華厳宗(けごんしゅう)の法蔵(ほうぞう)(643-712年)、 浄土教の善導(ぜんどう)(613-681年)、 北宗禅(ほくしゅうぜん)の神秀(じんしゅう)(606-706年)など、様々な人物が活躍し、多くの著作を著しました。 

骨董品買取の福岡玄燈舎では古い仏像を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。 福岡市内県内は無料出張査定致します。