しばらくお休みをさせていただいておりましたので、久し振りの「投稿」となりました。今後は、数日おきに投稿したいと思います。
さて、シンガポールの住宅は、HDB(公団住宅)、コンドミニアム(マンション)、1戸建てのいずれの場合も、床がマーブル(大理石)です。そのため、メイドさんがビチャビチャのモップで床を掃除した直後に歩くと、まず間違いなく滑ってひっくり返ります。うちの生徒も、以前後頭部を強打してマウントE(マウントエリザベス病院、3大私立病院の一つで治療費はべらぼうに高いです)でCTスキャンを受けた事がありました。(幸い、その時は無事でした!)
ここで重要なのが、1回目に滑って転んで後頭部を打っても、1回目が致命傷になることはまずありません。危険なのは2回目なのです。何故かというと、1回目に転んだ時、「ああ、大丈夫だ!」と思ってすぐに立ち上がってしまうので、めまいでよろけてもう一度ひっくり返ります。
一度目は意識がハッキリしているので、腕や肩で頭を守ろうという自己防衛本能が働くのですが、2回目はもう既に頭を打っていて朦朧としているので自己防衛本能が働かず、思いっ切り後頭部を強打してしまいます。
で、大概は、この2回目で「病院送り」となります。
もし、マーブルで滑って転んだら、絶対にすぐに立ち上がってはいけません!
それと、もう1点。シンガポリアンの家庭では、共働きが当たり前なので、普通にメイドさんを住込みで雇っています。そのため、家事をメイドさんが全部やってくれるので、家の中でも動くことがなく、かといって外でスポーツに傾注出来る気候ではないので(暑すぎる!)、万年運動不足です。この運動不足が足の筋力も低下させるため、膝関節が弱くなります。それに加えて、国民全員がガニ股でだらしなくマーブルの上を裸足で歩くので、衝撃が全て膝に来てしまいます。
この長年の悪循環が、高齢になると、一気に膝に来ます。
で、さらに悪循環で、膝に来るので更に歩かなくなり、早いうちから車椅子生活になり、動けても「家の中だけ」というお年寄りになってしまいます。そのため、日本に比べると、外で元気に歩いているお年寄りの数がほとんど見られません。みんな揃って「膝ガックン」です。
さて、ここで問題なのですが、日本人でもここに長く住んでいる人達は、必ず家の中でもゴム厚のサンダルを履いています。これは、生活の知恵で、「マーブルから膝を守るため」なのです。このサンダルを履くのと履かないのでは、雲泥の差が出ます。若い人でも、後々膝に来てしまいます。ですので、私もご多分に漏れず、ゴム厚のしっかりしたサンダルを毎日履いているので、この13年、膝に来たことはありません。
それと、大前提として、中高年の人は、足腰が弱まると確実にボケます。前頭葉がやられてしまいます。
私は今は独身なので、ボケる訳に行きませんので、毎日せっせと3キロ犬の散歩に出かけ、途中400メートルほどは、上の子がダッシュするので、下の子をベビーカーに乗せてベビーカーを押しながら一緒にダッシュしています。
まあ、これで足腰は丈夫でボケることはないでしょうが、心臓バクバク、頭はドックンドックンで、いつか心臓麻痺か脳溢血でしょうね(笑)
マーブルの床、意外と汚れが目立つんです!