映画「きみに読む物語」 ★★★★
THE NOTEBOOK
アメリカ(2004) 123分
監督:ニック・カサヴェテス
出演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョーン・アレン、ジェームズ・マースデン、サム・シェパード
《キャッチコピー》
誰にでも、
帰りたい夏がある。
☆制作費☆ 2900万ドル
◆オープニング週末(3日間)の全米興行成績・・・1300万ドル
◆全米興行成績・・・8100万ドル
◆海外興行収入・・・3460万ドル
◆全世界興行収入・・・・・11560万ドル
成功のカギは現代と過去の2重構造にあると思う
奥行きがある単なるラブストーリーではなく
愛のある人生についての物語に仕上がっている
青春時代というのは
人生で一番輝いていて
何もかもが新鮮で
いつもイキイキとしていた時代だと思う
きっと誰にでもある人生でかけがえのないとき
この物語は現代の主人公であるノアの青春時代であり
観客も自分自身の青春時代を振り返るように主人公に感情移入してしまう
不器用だけど
がむしゃらで真っ直ぐ生きていた青春時代を
初々しく、力強く表現した
ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスの主役の
二人の演技に魅了される
いたってシンプルなストーリーだが
今を生きるノアにとっては人生において
かけがえのない体験であったに違いない
とても深く心につきささった
映画「イーオン・フラックス」 ★
AEON FLUX
アメリカ(2005) 93分
監督:カリン・クサマ
出演:シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス、ジョニー・リー・ミラー、アメリア・ワーナー、ソフィー・オコネドー、フランシス・マクドーマンド、ピート・ポスルスウェイト
《キャッチコピー》
2415年、イーオン
君に泣いているヒマはない
☆制作費☆ 6200万ドル
◆オープニング週末(3日間)の全米興行成績・・・1310万ドル
◆全米興行成績・・・2590万ドル
ウイルスによって人類の99%が死んで
残り500万人がユートピアで暮らしている
反政府組織のひとりが主人公という設定
途中でわかるが
ウイルスのワクチンの副作用で
不妊になってしまったのが原因で
DNA操作によって生まれたクローン人間しかいない世界の物語
その設定がわかってしまうと様々な疑問点がでてくる
足を手にかえるほどの技術がある世界なら
最初から反政府組織のような悪いやつらを排除したクローンを作ればよかったのではないだろうか?
それくらいの遺伝子操作はできるレベルに達してるのでは??
さらに言えば、不妊治療を改善できるくらいのレベルの世界では??
人がドンドン殺され、血しぶきがふっとんでも
こいつらクローンやしと思って感情移入なんてできない
ゲームみたいな感覚で全くハラハラもしない
何も感じない
あとに何も残らないし
もちろん見ている間も何も思わない
シャーリーズ・セロンがクールでいい雰囲気を出していたくらいで
単純に設定ミスであることが目立って仕方ない
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3ヶ月ぶりの実家
今日は3ヶ月ぶりに僕の実家に来ています☆
なんだかんだ言っても実家って落ち着きますね~
とくに自分の部屋は
カスタマイズされすぎており(笑)
映画のポスター、ちらし、雑誌、フィギュア、ビデオ、DVDなどなどで
埋め尽くされているありさま
好きなものに囲まれてるだけで
体がすごいリフレッシュされ
エネルギーに満たされますよね☆
大好きな
なっちゃんこと田中麗奈のポスターは
子供が怖いと泣きさけび
今は階段下の物置に隠されているが
絶対また復活させてやる(笑)
いや~
帰る場所があるって
やっぱりいいですね~
映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」 ★★★★
CLOVERFIELD
アメリカ(2008) 85分
監督:マット・リーヴス
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、ジェシカ・ルーカス、リジー・キャプラン、T・J・ミラー
《キャッチコピー》
その時、何が起きたのか?
◆作品情報
大ヒットTVドラマ「LOST」「エイリアス」を生み出し、「M:i:III」で映画監督デビューも果たしたハリウッドの売れっ子クリエイター、J・J・エイブラムスがプロデュースした異色作。全米では、インターネットを中心に公開直前まで謎と仕掛けに満ちた新機軸のプロモーションが展開され大いに話題を集めた。ニューヨークに突如訪れた未曾有の大惨事を、渦中に放り込まれたゆえに全体像を掴めず、理由も分からぬままただ逃げまどうことを余儀なくされる一般市民の視点のみで追う斬新なスタイルで描き出していく
★ストーリー
ニューヨーク、マンハッタン。ある夜、仕事で管理職への就任が決まり日本へ栄転となったロブを祝うため、アパートの一室で送別パーティーが開かれていた。ところがそのさなか、外で突然爆音が響き渡る。ロブたちが屋上へ出てみると、街の一部で爆発炎上している凄惨な光景が広がっていた。さらに、間もなくその惨禍は彼らにも及び、一瞬にして街一帯がパニック状態となる。そして、人々はこの事態を引き起こした元凶でおよそ地球上には存在し得ない巨大な怪物を目の当たりにするのだった…。
予想とはまったく違っていた
モンスターはほとんど姿を現さず
どちらかというと逃げ惑う人々に焦点をあてた
心理的な作品だと思っていた
実際は娯楽大作でありジェットコースターのような体感型ムービー
通常の映画では味わえない体験ができる
モンスターが現れ
人々が逃げ惑い
パニックになっているその場所へ
観客をポンっと投げ入れる
手に汗にぎる興奮とは
まさにこの作品のために使う言葉である
それを支えているのは
巧みな映像技術でなく
過去の映像作品の工夫から生み出されている
ビデオカメラを撮影しているのは素人で
手ぶれなんてもんじゃないほどに映像はゆれる
そんな映像で
破壊された世界を見せられたら
これって実はほんまにあったことではないか?と
錯覚に陥ってしまう
映し出される映像も
カットがほとんどないので
ただ映される長回しの映像が
さらに現実味を生み出す
さらに以前撮影された古いテープの上から
重ね撮りしたという構成が
作品に奥行きを出している
映画としての構成や魅せ方
アイデアなどもおもしろいが
映画産業として
ビジネス面においてもまた評価されるに違いない
公開前からWeb上で話題をかっさらい
広告・宣伝の構成や手段など
大きなバックボーンさえも
J・J・エイブラムスらによって仕掛けられた
このクローバーフィールドという世界規模の大イベントに
誰しもが胸踊る最高の興奮と驚きを体験したはず
もはやこれは映画というジャンルではなく
新たなエンターテイメントとして
その名を歴史に刻むことになるだろう
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映画「緑の光線」 ★★
LA RAYON VERT SUMMER
フランス(1985) 98分
監督:エリック・ロメール
出演:マリー・リヴィエール、リサ・エレディア、ヴァンサン・ゴーティエ、ベアトリス・ロマン
【第43回ヴェネチア国際映画祭】
◆金獅子賞
◆国際評論家賞
《キャッチコピー》
約束しよう。
自由になった魂で、
きっとあなたを抱きしめる。
★ストーリー
恋に恋する彼女の理想は高く、昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまう。この優柔不断さを“あるある”と頷いてしまう向きも多いのではなかろうか。題名の“緑の光線”とは日没の際、一瞬見えると言われる光のこと。もちろん、それを見た者は幸福を得られると言いならわされており、主人公は愛する人と共にその光を見るのを夢見ているのだが……。
なんでもない日常を映画として魅せてしまうあたりは
巧みな技術としか言いようがないが
まだまだヒヨッコの僕には理解しがたい作品
きっといつか雷で打たれたように衝撃が走るときがくるだろう
そう思わせるほど何かが漂っている
もっといろんな経験をして
隠居暮らしになったら
また観てみよう
あの緑の光線をまちわびる彼女のように
自分が熟すのを待っていよう
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映画「ゾディアック」 ★★☆
ZODIAC
アメリカ(2006) 157分
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス、イライアス・コティーズ 、クロエ・セヴィニー
【第60回カンヌ国際映画祭】
◇パルム・ドール
《キャッチコピー》
この暗号を解いてはいけない
◆作品情報
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。“ゾディアック”と名乗る謎の犯人が引き起こした連続殺人事件をそれぞれの立場から追究するものの、得体の知れない犯人に翻弄され運命を狂わされていく男たちを描く。出演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、「グッドナイト&グッドラック」のロバート・ダウニー・Jr。
★ストーリー
1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーとアームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが…。
157分という長時間映画のため
どうしても観る前に気合がいる
ただ始まってしまえば
常に張り詰めている緊張感に持っていかれ
あっというまに上映時間は過ぎる
このカメラワークやショットがかっこいいとか
CGがすごいとか
構成や登場人物との関係とか
そういう技術的なことはなんとなく素人でもわかるし
こうやって撮影したんやとか
こういう人物像だからこういう構成なんかとか
考えるとだいたいはわかると思う
でも
緊迫感ってどうやってだせるんだろう???
何回も何回も撮影した映像や
編集した場面を観たりしたら
客観的に緊迫感を感じる映像ってわかるものなんだろうか???
観ている間中
常に全身が緊張してしまう迫力
不適切かもしれないが
「全米を震撼させたという未解決殺人事件」に
ふさわしい演出をみせつけてくれた
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映画「恋人はゴースト」 ★★★
JUST LIKE HEAVEN
アメリカ(2005)未公開 95分
監督:マーク・ウォーターズ
出演:リース・ウィザースプーン、マーク・ラファロ、ドナル・ローグ、ディナ・スパイビー、ベン・シェンクマン
◆作品情報
マルク・レヴィの『夢でなければ』を「キューティ・ブロンド」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のリース・ウィザースプーン主演で映画化したファンタジー・ラブコメディ。共演は「死ぬまでにしたい10のこと」のマーク・ラファロ。監督は「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ。
★ストーリー
サンフランシスコの病院に勤務するエリザベスは仕事一筋の女性医師。ある日彼女は、交通事故に遭ってしまう――。一方、妻に先立たれて傷心のデヴィッドは、賃貸に出されていた家具付きのマンションを見つける。その部屋をすっかり気に入ったデヴィッドだったが、突然見知らぬ女性が現われる。彼女はその部屋の前の持ち主エリザベスだった。自分を追い出そうとするエリザベスに困惑するデヴィッドだったが、やがて彼女の姿がなぜか自分にしか見えないことに気づく…。
シンプルでいてとてもわかりやすい
普通の話を普通に観ることができるって逆に難しいと思う
とくにひねったストーリーでもないし
かといってとんでもないオチがあるわけでもない
でも飽きずに最期まで十分に楽しめる
作品に引き込む力があるんだと思う
わかりきったラストではあるが
それがまたなんとも言えないハッピーな気分にさせてくれる
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