タミヤ模型1:16ロンメル将軍
1999年製。タミヤ模型本社見学の時にショップで購入したのですが、何となく作る気がしなくて20年以上積んでました。
キットは「砂漠のキツネ」ロンメル将軍の名をとどろかせたアフリカ戦線での姿です。タミヤ模型では1:25フィギュア、1:35ゼネラルセット、1:35 Sdkfz250グライフ(アフリカ戦線でのロンメル将軍の搭乗車両)でコート姿のフィギュアが発売され、その後この1:16が新規造形で登場。この将官服姿のフィギュアは1:48アフリカ軍団セットにも縮小されてはいっています。その前に「ロンメル襲撃砲戦車」が1;35と1;25であるので、都合「セブン・ロンメルズ」。
ランナーに「1999TAMIYA」の刻印。もう21年前の製品です。
頭部の造形はなかなかイケていますが・・・、
箱の完成写真はどうも短足っぽい。・・・この写真で何か作る気が出なかったのですが・・・・。
実は実在のエルヴィン・ロンメル元帥はあまり背の高い方ではなく、タミヤフィギュアの頭身が正確だという事がわかりました。
さらにAI補助でカラー加工された最新の復元画像がネット上にあり、これがなかなかいい雰囲気です。
しかし、この写真は第二次世界大戦緒戦のフランス戦線で撮影されたものとの事。アフリカ軍団の将官服は開襟ですが、これはドイツ軍伝統の詰襟です。
そこで襟部分を改造することに。細かな将軍徽章が入った襟はそのまま使います。
襟元の改造部はエポキシパテで修正、ベルトは紙に接着剤(リモネンセメント)を染み込ませました。
件の写真では胸前に一眼レフカメラを下げていますが、これはライカだという事がわかり、自作しました。
塗装を施し、幾度もやり直しをしながら出来上がりました。
ロンメルは第一次大戦中の1917年にプール・ラ・メリートという最高位の勲章を授与されていて、キットにも再現されています。「剣付き柏葉騎士十字章」(1942年1月受章)と二つ掛けがトレードマークの様です。(フランス戦線は1940年なので、写真に見えるのは剣付き柏葉騎士十字章の受章より前の別の騎士十字章だと思われます。)
ちらっとネット上で画像検索した限りでは、タミヤ1:16をフランス戦線に改造した事例は見当たらないのでちょっとうれしい。
元写真と並べて見ました。